おおさか東線で大阪駅へ
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昨日の3月18日(土)、ついに大阪駅地下ホームが開業しました。
5時50分の久宝寺行始発列車がNHKの朝のニュース番組でも取り上げられるなど、大阪では大きな出来事として捉えられています。
というわけで、何回にもわたって話題として採り上げていましたので、初日に行かないという選択肢はなく、行ってまいりました。
まずは放出駅から直通快速に乗車
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北新地・新大阪方面となる3・4番のりばにかかる発車案内です。
おおさか東線の行き先が「新大阪」から「東線経由大阪」に変わりました。尼崎方面が「東西線経由」、おおさか東線が「東線経由」と、いずれも字が小さい上に似てはいますが、欄が別々ですからね。混乱は無いでしょう。
一方、「新大阪方面 for Shin-Osaka」は、そのままでしたね。必ずしも終着駅を掲げる必要も無いですし、納得です。
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3番のりばの徳庵方。△8が出来ていました。6両編成の普通が△2~△7ですので、△8は直通快速専用。ホーム端寄りにうっすらと見える「△ 8 △」は、南区間開通当初に走っていた223系直通快速時代の名残です。
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行先の表示は「大阪」。新鮮です。
側面の表示もシンプルに「大阪」です。
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大阪行の普通を見送り、直通快速の到着を待ちます。
定刻にやってきたのは…。
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8連の221系でした。4連+4連ではなく、8両の編成です。
到着時は、ほぼ満席だったので「さすが」と思ったんですが、意外と降車される方が多く、転換クロスシートの2人掛けの席がちらほらと空いており、窓側に着席。
「停車駅は、JR淡路・新大阪…」。これまた新鮮ですね。クロスシートの直通快速も12年ぶりの復活ですし、テンションが上がります(笑)
JR淡路駅にも8両分の足元乗車位置案内が新設されていて、直通快速を迎える準備が万全ではあるんですが、屋根は6両分なんですね。
残念ながら初日の今日はあいにくの天候で、雨の中、最後尾車両を待つ人はいませんでした。
JR淡路を出た直通快速は、貨物線に合流し、新大阪駅へ。大阪駅まで乗っていくのかと思いきや、新大阪駅で下車しました。
新大阪駅での変化
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種別表示器もカラーのLEDに。おおさか東線のブルーグレーで「F 直通快速 Direct Rapid Service」と表示されています。
こちらは側面。行先表示は「大阪 Osaka」、種別表示はブルーグレーで「F 直通快速 Direct Rapid」。
少ないドットでよくやったなぁ、と思うのは職業柄でしょうか。。
直通快速は3番のりばに到着したので、そちらの発車案内板を。
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おおさか東線 大阪方面の文字が追加されています。大阪行普通の行先は「大阪」。地下ホームを意識させるような表現はありません。
ちなみに、直通快速の新大阪到着時の車内放送で、「(尼崎・三宮・宝塚方面への)お乗り換えは、新大阪駅が便利です」と。確かに、大阪駅まで行っちゃうと、JR神戸線・宝塚線への乗り換えはちょっと大変になりますね。
行先表示に「くろしお5号」が表示されていますが、1日で、たった1本だけ、3番のりばから発車する「くろしお」です。その他の南紀方面行「くろしお」は全て2番のりばからの発車に統一されました。
2番のりばに移動します。
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昨日まで、「にしくじょう」が上に貼られていた箇所は、「おおさか」に。それよりも驚いたのが(4日前に見逃してただけなんでしょうが)…
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1番のりば側の京都方が「みなみすいた/ひがしよどがわ」となっていました。(「おおさか」に矢印がないのは1番のりばだから、ですね)
コンコースに上がり、新幹線乗り換え口側から見た在来線の発車案内。
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おおさか東線 大阪方面が下2行に追加されていますね。
昨日までの状態がこちらです。
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いよいよ、大阪駅へと向かうべく、再度3番のりばへ。
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ホームへ降りる階段の上には、おおさか東線の案内が追加されています。
新大阪駅から大阪行の普通に乗車
221系6両編成の大阪行普通に乗車。
新大阪から大阪までのおよそ5分の車窓を、1分28秒にまとめてみました。
雨が降っていたのが残念なところですが、要点は押さえていると思います。
大阪駅地下ホームへ
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ホームの駅名標はシンプルです。
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24番のりばの様子です。手前が西九条方、奥が新大阪方ですが、結構なカーブですね。
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24番のりばに到着した「くろしお10号」。次の新大阪までの列車です。
こちらのホームには、ホームドアはありません。
くろしおを見送ったところで、コンコースへと上がってみたいと思います。
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うめきた地下口
エスカレーターで地下1階へ。ホームは地下2階です。
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さすがに、開業初日とあって、多くの人がいますが、中でも人目を集めていたのが巨大スクリーン。
映像ソースは可変でしょうから、いろいろな展開が期待できますね。
もう1つ、注目したいのが、デジタルサイネージ。
こういう案内って、プラ板に印刷されたもの、という思い込みがありますから、常識を覆されますね。
表示サイクルにもよりますが、面積を有効活用できますし、今後は他の駅にも広がっていくんでしょうか。
「1~11番のりば」と「西口」へは、ここから少しだけ歩きます。
地下1階のコンコースから、一旦地下2階へと下り、今度は地上1階の西口コンコースへ。
なので、もちろん西口につながるエスカレーターの方が長いです。といっても、東京駅総武線乗り換えのエスカレーターと比べれば短いものですね。
西口
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計画時のパースがそのまま具現化したような空間です。
ここから、直接1~10番のりばのホームへとエスカレーターで上がることが出来ます。
11番のりばへは、工事中のため、一旦、他のホーム(9・10番)を経由して移動することになります。といっても11番のりばは特急専用ですので、「スーパーはくと」(のうち4号・10号。他は9・10番のりば)から関西空港・和歌山方面への「はるか」「くろしお」への乗り換えくらいでしょうか。
「はるか」「くろしお」から「サンダーバード」へは、新大阪駅で乗り換えればいい話ですし。
コンコースを通り抜けて、端の環状線ホームへ。
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最長で8両の環状線だと、車両の先端からも少しだけ離れていますが、実際に「環状線を降りてからうめきた地下ホームで電車に乗るまで」にかかる時間を測ってみました。
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エスカレーターで西口コンコースへ。
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コンコースを通り抜けてエスカレーターで地下連絡通路へ。そこから、うめきた地下コンコースを通り抜けてエスカレーターで24番のりばへ。
わずか1回の計測ですし、時間帯によっても左右されるでしょうが、私の足で4分30秒でした。
環状線を降りて5分後に出る「はるか」に間に合うか、と聞かれると、「もうちょっと開けた方が安全」という答えになるでしょうが、遠い印象はなかったですね。
再び西口に戻り、改札を出てみました。
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写真右手に向かって歩き、外に出てみます。
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立派な構えですが、この正面が工事中ですので、この角度での撮影がやっと。
この先、どのように西口エリアが変貌していくのか、楽しみです。
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かつてソフマップなどが入っていた(って、古すぎですが)、梅三小路がこのようになっています。
グランフロント大阪からうめきた地下口へ
梅田でちょっと用事を済ませて、今度はうめきた地下口へ。
大阪駅御堂筋コンコースを北側へと歩き、御堂筋北口のエスカレーターで地下1階へと下ります。
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LUCUA(ルクア)の入口前にも「うめきた地下口」の案内がありますね。
ルクアを通り抜けて、ルクアイーレとの間にある広間で右へ。
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写真は、右手を向いたところで、正面にグランフロント大阪があります。
グランフロント大阪へは入らずに左手に曲がると、ほどなく大阪駅のうめきた地下口に着きます。
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実際にグランフロント大阪の店舗から歩いたわけではないですが、地下だけで完結してますし、西口への移動のように一旦地下2階に下りて…というようなこともないですから、近く感じました。
今後は、グランフロント大阪での買い物帰りにおおさか東線に乗る、というような使いかたもしてみたいと思います。
というわけで、23番のりばから、おおさか東線の普通に乗って帰りました。
以上で開業日に大阪駅地下ホームへ出かけたレポートを終わります。
明日(20日)は、ダイヤ改正後最初の平日。どのように通勤・通学の流れが変わるのか、気になるところです。
あ。21番線に下りて、フルスクリーンホームドアを見てくるのを忘れてた。。