EF210-300が牽く壮観のコキ26両編成
Raspberry Piを使ったパワーパック作成の続きをやりたいんですが、検討(調査)にまとまった時間が必要なので、ちょっとした時間しかない日は、これまでのパワーパックで走らせて楽しんでいます。
といっても お座敷レイアウトなので、レールの敷設から走行、最後の撤去までは軽く3時間はかかるんですけどね。。
最後の2両は…
コキ104を最初に買ったのは、鉄道模型の趣味を再開して早々の2021年10月のこと。
ここにも書きましたが、カメラを載せて線路を走らせるのに最適な形状だった、というだけで、実は貨物列車そのものに強い思い入れがあったわけではないんです。
こんな感じですね。
これが目的で KATOの10-1421「コキ104 コンテナ無積載 2両セット」を購入したとはいうものの、同時に12ftコンテナも1両分、5個セットを購入していたんです。
5個のコンテナが載った2両のコキ104を DD51で走らせていると、もうちょっと長い編成が見てみたい、という欲に駆られて、次に購入したのが「コキ106+107 コンテナ無積載 10両セット」。12両になるとそこそこ見栄えがしてきます。
そのあとは、TOMIXのコキ104/106を購入したり、コンテナを揃えたりと、なんだかんだと大所帯になってきました。最初にリンクした記事に書いた通り、コキ104が6両、106が11両、107が7両の、計24両になっていたわけです。
24両まで来れば、当然「26両編成を見てみたい」ですよね。
現在、JR貨物で走行するコンテナ貨車での最大編成が26両での運転となっています。なので、あと2両。
その最後の2両に選んだのが、TOMIXの 2749「JR貨車 コキ105形(コンテナなし・2両セット)」。104でも106でも107でもなく、なぜ105?と尋ねられても、何となく…としか答えられないのですが、まぁ、26両編成中にこんなのが混じっていても面白いかな、と。
実のところ、たまたま105が販売されていたので買ってしまって、それがコキの25、26両目として使えるかな、という後追いの理由づけになった、という感じです。
決して、TOYOTAロングパスエクスプレスの再現を狙ったわけではありません。。
なので、東海道・山陽筋のコンテナ貨物に105が運用として入るのかどうかは定かではなく、とりあえず26両で走らせてみた、というノリです。
ちなみに、TOMIXのコキ104とコキ105。見た目がそっくりです。
それもそのはず、公式の商品説明のページにも
※コキ104形と同金型使用のため、一部形状の異なる所があります。
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/2749.html
とあります。違いは、まさに車番のみ、ですね。
牽引機関車とカプラーの話
ナックルカプラーとTNカプラー
現状、所有している機関車でJR貨物のコンテナ列車を牽くに相応しい車両は、去年(2022年)11月に購入した KATO 3092-1「EF210 300」だけです。ブルトレ牽引機のEF66はありますが、JR貨物の車両ではないですし。
この車両は、標準のアーノルドカプラーを付属のナックルカプラーに交換していて、片側のみ、TNカプラーに連結できるよう細工をしています。
これは、TOMIXのタキ1000(TNカプラーに換装)を連結させるためのものだったんですが、現状26両あるコキは、1両が片側のみTNカプラーに換装したTOMIX製のもの、もう1両が片側のみKATOカプラーNに換装したKATO製のものがあるだけで、他の24両はすべて両側ともアーノルドカプラーのままです。
最初の12両の時点で両側ともにKATOカプラーNに換装していればコキをKATOで揃えたのかもしれませんが、KATO16両、TOMIX10両となってしまった今、どちらかに統一するのも難しく、当面はこのままかな、と。
KATOカプラーNのコキが1両あるので、当然、EF210に牽引させるのはこの車両だと思われるかもしれませんが、そこは悩みどころ。というのも、この車両というのが10両セットに入っている、テールライトが点灯するコキ107なんですね。
見栄えをよくするためにKATOカプラーNに換えたという理由もありますので、これを最前に持ってくると、最後尾に反射板の加工をしないといけない、という新たな問題が出てきます。
なので、せっかくTNカプラー連結用の加工をしたのだから、と、TNカプラーに換装したコキ107を連結させてみました。
…が、です。
タキ1000のときは何の問題もなく牽引できていたのに、連結したコキ107の脱輪が頻発。
いや、それどころか、前回もTNカプラーのコキ107を連結していたのに、今回はなぜか脱輪が発生します。
あれれ?と思って、レールから両車を外して上から眺めてみると、明らかにコキ107の台車が曲がっています。
タキ1000との連結のときに、現物合わせでナックルカプラー側の突起を残した位置に穴を開けたことが原因なのかな?と。
なので、突起を切り落とし、その部分に新たに穴を開けました。
ところが、その位置までTNカプラー側の突起が届きません。なんということでしょう…。EF210の連結面の見た目が悪くなっただけです。。
上に挙げた前後比較の写真は、突起を切り落とした後に撮ったので切り落とし前とは若干違いがあるかもしれませんが、最初の写真ではコキの台車が左を向いているのが判ります。
この違い、ナックルカプラーが開いてTNカプラー側のナックルの突起が中に入っているか、外に出ているか、の違いでした。
そういえば、タキ1000の自連型TNカプラーには、その突起がないですよね。
本当にそれだけの違い?
走らせてみると…
カプラーの噛み合わせを調整してレールに配置。
が、走らせてみるとやっぱり脱輪します。意識する前よりは格段に減ったんですけどね。なぜ、前回は安定していたのか不思議なところ。
で、脱輪するということは台車が浮き上がる、ということ。ならば、台車部分が重ければいいんじゃない?と。
ということで、おもりを置いてみました。
って、これ、このときに使った磁石です。。
まさにこの車両からさっき外したばっかりなんですが、再び載せることに。
走らせてみると、かなり安定しています。(これから数十分走らせましたが、EF210とコキ107間が原因での脱輪・脱線や開放は一度もナシ)
とはいえ、車速を測るための実験でもないですし、不格好この上ないので、なにか無いかと探してみたら…。
ちょうどいいのがありました。
TOMIXの 3166「私有 UF42A-38000形コンテナ(ランテック・2個入)」。ホンモノのコンテナとは違い、裏が開いていて助かりました。
見た目も問題なしです。
というわけで、いよいよ26両編成のコンテナ貨物を走らせてみます。
コキ26連 走る
まずは、いつものように駅の通過シーンから。
さすがですね。EF210-300とコキ26両とを合わせて27両。
コキ1両の長さを20.4mとして、26両が通過するのに映像から読み取ると29.93秒でしたから、スケールスピードは63.8km/hです。さほど遅いわけではないのに、見応えがあります。
加えて、EF210-300が全長18.6mですから、全体の長さは549m。その1/150の模型でも3.66mですから、壮観ですよね。
さすがにこれだけ長い編成になると、走らせている廊下を折り返してくる先頭(機関車)が見えます。
最後は、いろんなカットを織り交ぜて。
写真も挙げようと思ったんですが、どう頑張っても26両編成らしい写真は難しいですね。
というわけで、自身最長となる26両編成のコンテナ貨物を走らせたお話でした。