新型コロナウイルスワクチンの5回目接種

今年5月に新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが「5類感染症」となり、なんだか、もうすっかりと世間は「アフターコロナ」の様相を呈しています。

コロナへの予防、してますか?

朝夕、通勤で使用している電車も、ここ最近ではマスクを着用していない人が半数を超えているように思います。夏の暑いシーズンを境に、一気に着用/非着用が逆転したような感じがしますね。

いまだに職場での作業中も含め、朝に自宅を出たら、夜に帰宅するまでマスクを外すのは昼食時(外食ではなく、コンビニで買ったパンなど)と飲み物を飲むときくらい、という生活を送っている私のようなライフスタイルの人は、いつの間にか少数派になっていたようですね。

周りに合わせるのが是、だと思わない性格とはいえ、ガチガチに感染対策し続ける、というのも、今の時代に即してない気もします。

とはいうものの、コロナ患者が今年の春並みに低い水準で推移しているならともかく、全国的に高い水準にありますから(最近は減ってきているようですが)、やっぱり自己防衛は必要ですよね。

その自己防衛の最たるものが、ワクチン接種だと思ってます。

5回目のワクチン接種

首相官邸で公開している「新型コロナワクチンについて」のサイトがこちら。

1回目、2回目の接種の頃は、接種率が日々上がっていくのを「これで日常が戻るんだ」と思って見ていたんですが、ワクチン接種がゲームチェンジャーではなかった、というのか、次から次へと新種・亜種が出てきて、ワクチンだけでは対応できなくなったというのか、次から次へと感染の波がやってきました。

とはいえ、ワクチンが不要とは思いません。感染・発症予防効果は低くても、重症化予防効果は高いようですからね。

あくまでも重症化予防の保険的な意味で接種したいと思っています。ワクチン接種したら個人的な感染対策が不要になる、なんてことは期待してません(笑)

大阪市のサイトには「オミクロン株対応ワクチンの効果」として、次のように書かれています。

■ オミクロン株対応1価ワクチン(オミクロン株XBB.1.5)について

 オミクロン株対応1価ワクチンの接種により、これまでのオミクロン株対応2価ワクチンよりも高い中和抗体価の誘導が報告されており、重症化予防効果はもとより発症予防効果の向上が期待されています。

 ワクチンの有効性については、オミクロン株流行下では、感染・発症予防効果の持続期間等は2~3カ月程度と限定的である一方、重症化予防効果は1年程度持続することに加えて、流行株に合わせたワクチンの追加接種を行うことで、追加的な重症化予防効果等が得られるとの報告があります。

 出典:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A 
    第47回厚生科学会審議会予防接種・ワクチン分科会資料

  厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A 

https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000580302.html

感染・発症予防効果の持続期間は2~3カ月程度。

あれ、そうだったんですね。(重症化予防効果は1年程度持続とあります)

それなのに、前回、4回目の接種をしたのは2022年11月のこと。およそ11ヶ月前になります。

この間、「打たなかった」のではなく「打てなかった」んですね。

というのも、9月19日までは「令和5年春開始接種」として、対象者が「初回接種を終了した以下の方が対象」とあり「・65歳以上の高齢者 ・基礎疾患を有する方 ・医療従事者等」が条件として挙げられています。

4回目を昨年秋に接種していたこともあって、5回目の接種券は今年の春早々に届いていたんですが、この「対象者に該当しない方」は、9月の接種開始まで「接種できません」とありましたので、接種開始を待ちわびていた、ということです。

予約まで

大阪市は(というか、全国的に、ですね)9月20日から「令和5年 秋開始接種」が始まりました。

では、どこで受けられるのか、というと、大阪市のサイトでは、

集団接種会場は設置しませんので、取扱医療機関に直接ご予約ください。

とあります。

たまたま、というのか、別用で自宅近くの内科クリニックを訪れたのが、9月21日のこと。その受診の際に、先生(院長)に聞いてみたら、「受付を始めたのが今日からなので、窓口で聞いてみてください」とのこと。

どうやら、昨日(20日)になって、ようやく大阪市からワクチンの割り当て数が通知されたようです。

数が判らなかったら予約もできないですよね。

というわけで、候補日をいくつか提示頂いたんですが、最も早く受けられる土曜日の、9月30日に予約を入れました。

接種当日

これまでの4回は、1・2回目がとある病院主催の集団接種、3回目が大阪市の集団接種、4回目が大阪府の集団接種と、いわゆる集団接種会場で受けたんですが、今回は、ごくごく普通の医療機関。

とはいえ、ある程度時間帯を絞って予約を入れられてますので、指定された時間帯(9:00~10:00)の始まる9時には、接種が目的と見える、病院には似つかわしくない(?)健康そうな人たちでいっぱいになりました。

ただ、ちょっと気になるのは、見たところ、高齢の方が半数以上、いや、ほぼ全員という感じ。私が一番年下かな、という感じさえします。

土曜日という社会人にも受けやすい曜日なのに、定年を過ぎたと思しき人たちが圧倒的。

若い世代は受けないんですかね。。

受け付け開始前から訪れていたこともあって、早々に名前が呼ばれました。

あらかじめ予診票を記載して持ってきていますので、特に問診らしい問診もなく(前週に別用で受診してるというのもあるのかもしれませんが)、さっそく接種。

過去4回同様、針の当たる感触はあるものの痛みは無く、あっさりと終わりました。

待合室で予防接種済証を受け取った後、15分間待機して、クリニックを後にしました。

接種済証を見ると、ファイザーの「コミナティRTU筋注(1価:オミクロン株XBB.1.5)」とありました。

接種の後

自宅に帰った後は、日常の生活。

これ、日常ですかね。。

それはともかく、体に変調が見えたのは、13時過ぎくらいに接種した左腕に筋肉痛状の軽い痛みを感じたのが最初です。

前回(4回目)も、接種が同じ9時頃で、痛みを感じ始めたのが同じ13時頃なので、4時間経過あたりが副反応の現れ出すタイミングということなんでしょう、私の場合。

その後、この痛みは翌々日にあたる月曜日まで続きましたが、生活に支障が出るような痛みでは無いので、軽い副反応、ですね。

ただ、前回(4回目)と、全く違ったのが、高熱が出なかったこと。

今回も、体温変化をスマートウォッチでチェックしてみました。

最近は(スマホを落として、機体を入れ替えてから)ほぼ使用していなかったんですが、連続した体温変化の取得はこれが便利かな、と引っ張り出してきたんです。

その結果が、これ。

接種のために自宅を出たあたりから装着していますので、それまでは動きがありません。

その後は、見ての通り。

前回は、最高時で38.5度まで(スマートウォッチ上では40度)まで上昇した体温ですが、今回はスマートウォッチ上では36.8度、電子体温計上でも36.9度までしか上がりませんでした。

翌日曜日も、普段の平熱よりは若干高いかな、という体温が続いたものの、接種当日も翌日も体のだるさ等は無く、左腕の痛み以外は何事もなかったような感じです。

若干高めの体温も、その翌日(月曜日)の朝には平熱に戻ってました。

結局、その違いは何だろうと思ったんですが、3回目・4回目が集団接種で「モデルナ」社製、今回が「ファイザー」社製、という違いがあります。

もっとも、接種回によって対応する株も違いますし、個人の体質の違いもありますから一概に言えないですが、私個人の体質には、ファイザー社製の方が、熱が出にくいのかな、という感想です。

というわけで、5回目のワクチン接種も無事に終了。

でも、やっぱりマスクはもうしばらく、続けるんでしょうね(笑)