お座敷レイアウトにフレキシブルレール(3)

2023年8月6日

自宅の廊下に線路を敷いて楽しむ、休日限定のお座敷レイアウト。

毎回、敷設・撤去が必要なのでフレキシブルレールでの大半径カーブなど縁が無いと思ってましたが、意外と何とかなりそう、ということを書いたのが、前回の記事です。

この時に感じた問題点をいくつか解消してみました。

カント量を抑えめに

前回記事の写真から。

このときに、

思った以上にカントでの傾きが出ています。クッションテープが厚すぎましたね。

道床幅28mmに対してカント量3mmだと、6度くらいになってしまいます。でも、見た目に悪くないです。

https://try-widely.com/flexible_rail_2/

と書いてました。

…が、よくよく考えてみると両面テープ・クッションテープともに「幅」があるので、

ではなく、

こんな感じだったんじゃないかな、と。

もちろん、実際にはここまで急にはならないとしても、道床幅28mmに高さ3mmのクッションテープを貼ると、思っている以上に角度が付くことが想像できます。

実際に、この写真をPhotoshopを使って傾きを調べてみると…。

10.45度!?

在来線の最大カント角5.6度を大幅に上回ってます。

ならば、と、別のテープを使用してみました。

いずれも、ダイソーで購入したものです。

写真左の薄手のテープはカーブ内側用、右側の強力スポンジは若干の厚みがあるのでカント量を出すためにカーブ外側用に使用します。

スポンジの両面テープは剥離紙を含めて9巻きで1cmでしたから、1枚当たり約1.1mm。カーブ中央付近に2枚重ね、その両側は1枚だけでカント量の調整をしたいと思います。

幅が15mmもあるので、幅を半分に切って約7.5mmとして使いますので、1次試作よりは2/3くらいのカント量になるんじゃないかな、という想定です。

一旦、貼っていたテープを剥がします。4本のうち2本を剥がしに失敗して、新たにコルク道床を使うことになったんですが、仕方ないですね。

こんな感じで、センターの3ヶ所でカーブ外側のテープを2枚重ね(もちろん、剥離紙を剥がしてからですよ)。その両側を1枚のみ。カーブ全体の両端はカント量ゼロで中央に薄手の両面テープのみ貼り付けてます。

こんな感じですね。

コルク道床って、意外と柔らかいです。それに対してフレキシブルレールといえども、縦方向には硬いので適度に勾配を付けてくれます。

貼り替え前のこの写真よりは、カント量が抑えめになっていると思います。

285系サンライズエクスプレスと同様にカント角を計測してみると、

6.12度。最大値の5.6度をわずかに上回ってますが、見た目には許容範囲かなと思います。

レール接続部のはんだ付け

もうひとつやっておきたかったのが、KATOフレキシブルレールとTOMIXジョイントレールのはんだ付け。

というのも、ベースとした板がプラダンですので、よくたわみます。ということは、簡単にレールのジョイントが外れてしまう、ということ。

なので、左右のレールの外側から、はんだ付けをしてみました。

見た目がきれいではないので、アップの写真は撮ってません(笑)

これで、敷設・撤去時に、多少、雑に扱ってもジョイントが外れなくなり、面倒さから解放されました。

たわんだ状態で外れると、たわまさないと付けられないんですよね。

動画と写真

まずは、

からの再掲です。

反対の角度から逆方向で撮ったのがこちら。

S字カーブの真ん中部分に設置したガーター橋での撮影。

動画の最後は、迫ってくる列車を見上げるように。

最後に写真をいくつか。

S字カーブを、やや上から。

半径300cm超の大半径カーブでも、望遠で撮影すると結構なうねりになりますね。

最後尾から。

1両だけなので大半径かなんだかわからないですが、いい感じのカント量なので載せてみました。

というわけで、おそよ300cmの半径を持つカーブをお座敷レイアウトに組み込みやすいように加工したお話でした。

次の展開としてはどうでしょうね。

新たなネタがあれば、紹介してみたいと思います。