KATOのカプラーと急行「さんべ」
1ヶ月ほど前、急行「ちくま」急行「さんべ」に(ぱっと見ですが)見える編成を走らせて楽しんでました。
荷物車を足してみる
丸屋根の20系寝台車、が手元にあれば嬉しいんですが、手元にある丸屋根はナハフ20とカニ21。なので、今回もナハフ20をナハネフ22の代役に。緩急室なしのナハネ20の代役に、切妻緩急車のナハネフ23を充てます。なので、なんとなく雰囲気を楽しむための、お遊びです。
あまりコストをかけずに、走らせる列車のレパートリーが増えると楽しいですからね。
なんて言いながら、会社帰りにふらりと立ち寄った鉄道模型ショップで、ジャンク扱いの「マニ50」が並べられているのを見て、思わず財布に手が伸びてました。
ジャンクにしては若干高めなので「テールライトも点くはずだ」と、お店ではビニル梱包を開封しての確認をせずに購入したんですが、自宅に帰って、開封して取り出してみて目が点に。
いや、ちゃんとテールライトは点きましたよ。
なのに、あるべきものが無い。
カプラーが無いんです。
反対側は、アーノルドカプラーが備わっています。
床下に直接装着する密自連形のTNカプラーを付けていたんでしょうね。なので、台車の根本からカプラーの腕を切断した跡がありました。
まぁ、1,000円でお釣りの来る商品ですから、少々のことは覚悟の上です。
テールライトが点くだけでもありがたい話です。
TOMIXのカプラーに…
床下にも記載されている通り、このマニ50は、TOMIXの2512。8年ほど前の製品ですね。
テールライト側は、最後尾として運転するのでカプラーが無くても当面は問題は無いんですが、反対側、機関車側はアーノルドカプラー。
ここに連結させたいのは、手持ちのKATO製スハフ12。
これがKATOの車両なら、KATOカプラーNに交換して終わり。なんですが、TOMIXのカプラーなのでちょっと細工が必要です。
まず、カプラーを押さえているカバーを外します。
裏側のツメを内側に倒すようにしてあげれば簡単に外れます。
アーノルドカプラーがスプリングで押さえられていますね。
これを取り出して、KATOカプラーNを取り付け。
かなりグラグラです。元のスプリングは圧縮しても入らず、プラスチック片で詰め物をしておきました。
KATOカプラーNは、固定で大丈夫(だったはず)なので。
では、スハフ12と連結。
が…。
あれれ?
思いっきり、「無理やり」状態です。
密自連カプラーとKATOカプラーNの相性
スハフ12は、急行「きたぐに」のオハネフ12、スロ54(ともにナックルカプラー)と連結できるように、密自連ボディマウントカプラーに交換しています。
この記事でも書いた通り、スハフ12の密自連カプラーと、ナックルカプラーとで、何の問題もなく連結できていて、これまで半径280mmの曲線レールを相反方向につないだS字カーブでも開放されることなく運転していましたので、「密自連カプラー」と「ナックルカプラー」は相性がいいんですね。(ですよね?)
「KATOナックルカプラー」は、「KATOカプラーN」と連結が出来ますから、「密自連カプラー」と「KATOカプラーN」も、連結できるんじゃないの?と、三段論法を使うと解釈できるんですが、そうでもなさそう。
というわけで、スハフ12のうち、1両を付属品の「ナックルカプラー」に交換してみました。
もともとついていたアーノルドカプラー用の取り付け台からアーノルドカプラーを外し、ナックルカプラーを取り付けます。板バネがうまくハマらずに、なんかボコボコになっちゃったんですが、何とか装着完了。
マニ50側の台車も、スハフ12側のカプラーも、まっすぐになりました。
交換することで、急行「きたぐに」編成との連結が気になるところ。
スロ54との連結部がこちら。
オハネフ12とは、こちら。
ともにナックルカプラーなので、問題なく連結が出来て、当然と言えば当然ですね。
最後尾がマニ50の姿を眺める
前回は、ナハネフ22代役のナハフ20を先頭に、最後尾がスハフ12だったので、博多発米子行の上り急行「さんべ6号」になるんですが、情報によるとスハフ12の後ろに、マニ50が連結されていた、とのこと。
なので、今回の話に至ったわけですが、この姿で走らせてみました。
舞台は朝を迎えた山陰本線。
いつもは薄暗い廊下で走らせているんですが、今回はトラス橋をメインに、陽の当たるリビングの、ベランダ近くに組んでみました。ですので、左から当たっているのは照明の明かりではなく自然光です。
というのも、トラス橋はカメラを積んでは、くぐれないですからね(笑)。列車から見た眺めを撮らない、ということは設置はどこでも大丈夫、と。
それはともかく、朝日を浴びて走るDD51+客車群、いい感じです。
こちらは、後方から。
マニ50のテールライトがきれいに見えます。
お金をかけずに急行「ちくま」「さんべ」を楽しむ、と言いながら、すでにスハフ12とマニ50を追加で購入しちゃってるんですが、今後の展開としては、やっぱりナハネフ22とナハネ20でしょうね。
というか、そこを変えちゃったら、当初の基本構想が崩れてしまうんですが。。
ナハネ20を追加して、ちょっとリアルに近付いた話を書いてみました。続きのような感じでご覧いただければ、と思います。
ところで、上記リンク先の記事でも書きましたが、上り急行「さんべ6号」。朝日を浴びる時間帯には、既にマニ50を切り離した後となります(深夜の浜田駅で切り離し)。
なので、本記事での動画へのコメントはちょっと考慮不足でした。
九州エリア内で大幅に遅れて、浜田駅に着く前に朝を迎えてしまった、というシチュエーションならアリですけどね。