TOMIX 24系25形「はやぶさ」走る

昨年末の12月23日に、予約していたTOMIX「国鉄 24系25-100形特急寝台客車(はやぶさ)セット」+「国鉄 24系25-100形特急寝台客車増結セット」が届きました。

その様子を書いたのが、こちら。

その最後にも書いていますが、機関車を写してませんでした。

実は、手元には同時に購入した「国鉄 EF66-0形電気機関車(後期型・国鉄仕様)」があったんですが、当日、いろいろ用事があって、EF66のセッティングまで手が回らなかった、というのが正直なところです。

というわけで、今日はEF66の準備から始めます。

TOMIX 7166「国鉄 EF66-0形電気機関車(後期型・国鉄仕様)」

わずか2ヶ月前に、7143「JR EF66-0形電気機関車(後期型・特急牽引機・グレー台車)」を購入したばかりなんですが、昭和末期(もちろん国鉄時代)のロビーカーを含む24系25形の15両編成を牽引するなら、やっぱりJRロゴの無い国鉄仕様が欲しいなぁ、と、予約をしてしまいました。

上の記事でも書いてますが、30年モノのEF66が、普通に動いていれば今回の予約は見送ったかもしれないですけどね。

購入後の素の状態

まずは、付属品の確認から。

先日購入した「JR EF66-0形電気機関車(後期型・特急牽引機・グレー台車)」の付属品と、ほぼ同じですね。

台車の色に合わせてカプラーの色が違っていたり、時代に応じてヘッドマークが違っていたり。ナンバーも違いますね。

選べるナンバープレートは、次の4種類。
 40 東洋電機・川崎重工
 43 東洋電機・川崎重工
 47 川崎重工・富士電機
 51 川崎重工・富士電機

いずれも、1985年には下関運転所に属していて、ヘッドマークを掲げてブルートレインを牽引していましたので、お好きなものをどうぞ。

この中には馴染みのあるナンバーが無かったので 51 に。

次に、ヘッドマークを取り付けるために飾り帯を交換します。

手順としては、ボディを動力ユニットから取り外し、遮光ケース、ライトプリズム部を外してから飾り帯を取り外す。取り付けはその逆。というものです。1回やっているので手順は判っています。

前回は、遮光ケースの取り外しで悩んだ、と書いていましたが、写真のように遮光ケースの下側(天地逆転ですので、天井側)をピンセットで摘まんで車両内側(写真なら右下側)に引っ張ってあげると、案外簡単に取り外しが出来ました。

ライトプリズム部も取り外して、飾り帯の取り外し。

ここが飾り帯取り付け足になりますので、この穴(正しくは、穴を貫通している足)を先の尖った工具などで前面に突いてあげると飾り帯を取り外すことが出来ます。

右が取り外した飾り帯。左が、ヘッドマーク取付用の飾り帯です。

逆手順で、飾り帯、ライトプリズム部、遮光ケースの順に取り付けます。

ボディを動力ユニット部に取り付ける前に、カプラーをTNカプラーに取り替えます。

特に問題なく完了です。

板バネを使うKATO機関車へのナックルカプラー交換よりも簡単に思います(個人の感想)。

強いて引っ掛かった点を挙げれば、スカートの取り外しで、どこが引っ掛かってるの?というところ。

動力ユニット部に凸、スカート内側に凹があるので、そこを意識してスカートを広げてあげれば、前方に引き抜くことが出来ます。

次に取り付けたのが、ホイッスルと信号炎管。

ホイッスルの取り付けは、部品のフレームについている取り付け治具を使うのがベスト。

このように、取り付け用の足を上にして、治具の穴に載せます。このとき、足から先端までの長い方を、写真のように治具の丸い側に向けて載せてください。

そうすると、取り付けるときに屋根跨ぎにならず、楽に取り付けられます。(短い方が車端側/前方です)

信号炎管は、今回もピンセットを使用しました。取り付け部分の径が、屋根の穴よりもかなり小さい?と感じるほどユルユルなのが気になるところ。接着剤を使った方が良かったんですかね。

最後は前面手すり。

これも、特に問題なく取り付けられます。

今回も列車無線アンテナの取り付けは見送ります。

ヘッドマークを取り付ければ、完成です。

「あかつき・彗星」用に購入したJR EF66と共に。

前面手すりが歪んでましたね。。

パンタグラフ(ひし形と下枠交差形)や、スカート部の形状の違い(スハ25-300牽引のために新たに連結器左横に設けられたジャンパ栓/KE70HEの有無)がよく判ります。

客車のTNカプラー化

先日の客車のセッティングで、終端のオハネフ25とカニ24をTNカプラー化していますが、基本編成・付属編成とをつなぐオハネフ25-100とオハネフ25-200ですら、購入時のアーノルドカプラーのまま。

もちろん、封じ込めが前提の12号車オハネフ25もアーノルドカプラーです。

KATO製とは違い、12号車のオハネフ25もテールライト点灯対応ですから、編成終端としても使えるのですが、残念ながらジャンパ栓のパーツは付いてないんですね。

左:オハネフ25-100 右:オハネフ25-200

なので、こだわる必要はないのかぁ(基本編成だけで走る熊本ー西鹿児島間を再現したければ、最後尾の6号車に14号車用のオハネフ25を持ってくるのが前提?)と思いつつも、やっぱり「オハネフ25にアーノルドカプラーは嫌だ」と、TNカプラー化することにしました。

パッケージ
左:下側 右:上側

用意したのは、0374「密自連形TNカプラー(SP・黒・6個入)」です。

ボディを外して、車端部に取り付けるだけ。

…では、アーノルドカプラーが残りますから、台車を外してカプラーの根元から切り落とします。

切断前
切断後

オハネフ25-100も対応。

カプラーは非常にスッキリしました。

が、やっぱり、ジャンパ栓が欲しいところですね。

TNカプラーとアーノルドカプラーの違いは、車間にも現れます。

上:アーノルドカプラー 下:密自連形TNカプラー

右下の車両だけが半折妻の200番台なので例示としては悪いのですが、車両中心部の屋根部分で見ると、TNカプラー化の方が、結構詰まって見えます。

オハネフ25、カニ24の中間車側と、オハネ25、オシ24、オハ24の両側は、アーノルドカプラーをTNカプラーに替える、0391「密自連形TNカプラー(Sカプラー対応・黒・24個入)」を使用。

24個入で500円台で購入しましたから、ボディマウントの0374と比べると激安です。

多少、加工の手間はかかりますが、車端部の見栄えは格段に向上します。

上:アーノルドカプラー 下:密自連形TNカプラー

線路下のPC枕木を見ると、TNカプラーの方が車間がいくらか詰まっているように見えますね。

収納ケースも購入

4両の増結セットは、1両ごとに分かれた発泡スチロール製のケースなので、純正の車両ケースを購入しました。

というのも、編成順で収納したい、という狙いです。

左:車両ケース8両用 右:はやぶさセットのケース

左上から14号車、左下が7号車、右上が6号車、右下が1号車とカニ24。この方が、出すときも片付けるときも楽です。

というわけで、準備が整ったところで、いよいよEF66牽引の「はやぶさ」を走らせてみたいと思います。

走行の様子

まずは、駅通過の様子から。

さすが、15両のフル編成は迫力がありますね。EF66を加えると16両ですから、コンテナ貨物を除けば、手持ちの列車の中で最長となりました。

別の角度から。

深夜の駅をイメージして、やや薄暗い中を通過していきます。ホームの照明を受けて、24系25形のステンレス帯がきらめいてますね。

最後は、カーブを通過する後姿。

機関車の次位がカニ24、最後尾がオハネフ25ですから下り列車ですね。夕暮れの東海道を駆け抜ける、という感じでしょうか。

写真を少し。

EF66の渋い感じが出てます。

この編成の最大の特長、ロビーカーですね。

ホンモノの写真は無いかとデジカメの画像を探っていると、1枚だけ見つかりました。

2003年4月 岐阜駅にて

「さくら・はやぶさ」時代のものです。名古屋への長期出張中、岐阜の知り合い宅に行くときに、たまたま見かけました。

写真のオハ24より2両先からが14系の「さくら」。この時代ですからオシ24は連結されていません。

結局、このときが実物のオハ24-700を見たのが最初で最後かもしれないです(記憶にある限りで)。

最後尾のオハネフ25。やっぱり、ジャンパ栓がいい味出してますね。

子供の頃は、ブルトレ牽引機の代表と言えばEF65-1000でしたから、15両になった東海道ブルトレがEF66に牽引されるようになった時は、「貨物じゃあるまいし」と、やや否定的だったんですが、今になると、東海道・山陽の主としての存在感を感じますね。

最後は、KATOのカニ24と共に。

ジャンパ栓まわりが暗くなってしまいましたが、どちらもよく作り込まれてます。

マイクロスカートありなしがよく判りますね。

こう並べると、切妻のカニ24-100も気になるところ。と、前振り的に触れて、今回の記事は終わりたいと思います。