新型コロナウイルスワクチンの2回目接種

7月3日に新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を受けた話を書きました。

ファイザー製のワクチンなので、3週間後となる7月24日、2回目のワクチン接種を受けてきました。

ワクチン接種の現状

首相官邸が発信している接種状況の最新の数値(ダッシュボード)を見ると、全国民(ワクチン接種対象でない年齢層も含めて)のうち、1回目の接種を終えた人が、7月23日時点で30.87%となっているそうです。

人数にすると 39,238,395人と、およそ4,000万人に達しようとしています。

2回目の接種数は 24,954,812人。接種率で言うと 19.63%。間もなく、全日本人の2割に届こうというところです。よく集団免疫は4割に達してから、と言われますので(この新型コロナウイルスに関しては、それで収束はしない、とも言われますが)、40%に達するのは、まだ2ヶ月程度はかかりそうな感じですかね。

とはいえ、ワクチンそのものの数が潤沢ではないというのと、若い世代の接種希望が少なめというのがありますので、2ヶ月後、どういう数値になっているのか、見えないですね。

2ヶ月後の9月末時点で、マスクが不要になっている(自由に行動ができる)か、というと、まだまだ厳しいかな、と思います。

接種リポート

接種会場まで

1回目の接種が7月3日の土曜日で、2日目に接種した腕が筋肉痛のような痛みがある、と書いていましたが、3日目(月曜日)の午前中は、その痛みが残っていました。が、夕方には感じなくなっていましたね。

結局、痛み以外の副反応は無く、2回目の接種日を迎えました。

2回目の接種も、1回目と同じ、大阪ミナミの難波にある接種会場。指定された時間も、ちょうど3週間後となる7月24日の15:00~15:30です。

前回は、時間の指定があるにもかかわらず45分ほど行列に並ばされたということもあって、今回はちょっと早めに現地へと行きました。行列は同じようにあるだろう、という見込みです。

電車を乗り継いで14:50に、指定の会場へ。

案の定、会場入口から行列が延びています。行列は地下街から地上へとつながる階段へと延び、前回と同じように地上部分でも列をなしています。ただ、並んでいる人数は少ないですかね。1回目の時の2/3くらいでしょうか。

前回の「何となく並んでいる」状態ではなく、「きちんと並んでいる」と感じるのは、前回はいなかった警備員が指示を出しているからでしょう。

行列の人数が少ない分、行列の進みも早めです。待ち始めて30分とかからずに会場へと行きつきました。

凍り付いた接種会場

会場に入ると入口で必要書類の確認を行い、次に受付なんですが、そこで止まっています。受付を済ませた人の接種までの列が全く動いていません。

入口から接種場所は見えず、かろうじて接種後に待機する場所の一部だけが見えるんですが、見えないところの待機場所から緊迫感が伝わってきました。看護師から「痺れていますか?」とか「大丈夫ですか?」とかの声が聞こえてきます。

少しして、携帯(スマホ)を持った医師が走り回り、別の医師が看護師に「ベッドを用意して!」とか。

左右両側を看護師二人に抱きかかえられた、完全に虚脱した風の女性が簡易ベッドへと、目の前を移動していきました。足元もおぼつかず、歩かされているという感じです。簡易ベッドは半透明のパーティション越しにあるので見えないのですが、寝るではなく、座り込んでいるように見えました。

その後、受付が再開されたんですが、接種は止まっているようで、先生による問診までが終わったところで、しばらく待機になります。

待機の列が、ちょうど簡易ベッドのそばに差し掛かったところで、大阪市消防局の救急隊員が3名ほど、担架を抱えて駆け付けました。医師が事情を説明している間に待機の列が動いたので、その顛末は明らかではないのですが、やっぱり、強い副反応はあるんですかね。違うのかもしれませんが。

少なくとも、接種前は健康体だったはずなので、何らかの症状が出ているのは間違いなさそうです。

だからと言って、ワクチン接種は人の命を脅かすので不要だ、悪だ、という論調は解せません。感染リスクを抑え、2回接種後の感染率が非常に低くなっているのは明らかになっています。それでも「打ちません」は、個人の自由ですが、その判断をした方は(体質で接種できない方には申し訳ないですが)くれぐれも感染拡大を抑える行動を取り続けて頂きたいと願います。

接種の後は

ようやく接種が再開し、止まっていた列が動き出しました。

一連の騒動までは、接種から15分間の待機場所も、15分経過した人から順次空いていく状況だったので、接種そのものが長時間止まることはなかったんでしょうが、再開の時点で待機場所はすっかりと空になっています。ですので、待機場所が埋まるまでは非常にスムーズに接種が進むものの、ひとたび埋まれば接種が滞ることになります。というくらい、接種そのものは短時間で終了します。

問診票と接種券を提出し、半袖シャツの腕を捲り上げて、看護師から「左でいいですか?」「はい」で、接種。今回は、若干、ちくっとしたのを感じたのですが、よくある皮下注射の痛みとは程遠い感触です。これで終了。

15分の待機に入ります。幸いにも何事もなく、予防接種済証を受け取って、帰宅の途に就きました。

その後の経過としては、接種後4時間ほど経った20時頃から、前回と同じく接種した腕に軽い痛みが生じてきて、徐々に増していきました。

翌朝は、むしろ前回よりは痛みが少ない感じがします。一気に腕を上げると痛みはありますが、まっすぐ上げることも出来ます。

心配していた発熱も、今のところありません。起床直後の検温では、平時と全く変わらず、平熱でした。

これから数日間、何があるかは分かりませんが、おとなしく過ごしたいと思います。