雨の日にも歩きたい -2024大阪-

毎日歩こう!

コロナ禍で2020年4月からの週3日の在宅勤務(翌年3月で終了)で、体重がみるみる増え、テレワークでの勤務時間終了後は自宅近くで、本社出社時は帰宅途上で意識して毎日のように歩くようになったのが同年6月からのこと。

ただ、6月といえば梅雨。せっかく「歩きたい」という気持ちが「雨だから歩けない」という日もありました。その頃はまだ、1日くらい歩けなくたっていいや、と思っていたんですが、歩いても増え続ける体重に、「これは毎日歩かないとダメなのかも」と思い立ったのが同年の梅雨明けの頃。

仕事で遅くなる日や帰宅後に用事がある日は仕方がないとしても、雨降りというだけで電車で早く帰るのはもったいない気がしていました。

そこで、いつしか雨の日に歩くようになったのが、当時、コロナ禍で人出の少なかった新大阪駅構内です。

それがしばらく続いて、気付けばインバウンドの旅行客が新大阪駅でも大勢見られるようになってきました。

こうなると、もはや人出が少ないという理由で新大阪駅にこだわる必要はなくなってきます。

おおさか東線の大阪駅うめきた地下ホームの開業(2023年春)あたりから、仕事帰りに梅田に足を運ぶことが増え、大阪駅周辺の地下街が改めて「雨の日に歩くには絶好のスポット」と思えてきたんです。

確かに夜でも人出は多いですよ。梅田の地下街は。

でも、外国人比率で言うと新大阪駅構内の方が圧倒的に高いと思います。新型コロナウイルスの、新たに日本へ持ち込まれるかもしれない新種株への警戒なら、梅田を歩いた方がかえって安全、と言えるかもしれません。

梅田を歩く

梅田の地下街は、こんな感じで広がっています。

赤く色が付いたところが地下街です。

大阪駅(梅田駅)を中心に、東は「泉の広場」、北は「阪急三番街」、西は福島の手前、南は堂島「天使の広場」。東西に約1km、南北にも約1kmのエリアに広がっています。

基本は放射状に広がるので、末端まで行くと戻ってこないといけないんですが、中央部は周回もできます。

地下街の距離

地下なので見えないですが地上にある「大阪駅前」交差点のあるあたり(下図の)を起点に各末端の場所(同)を地図で測ってみました。

北端:阪急梅田駅東側の道路下にある地下街を北に阪急三番街の手前までで約650m
南端:堂島地下街の天使の広場までで約620m
西端:6-1出口のエスカレータの手前までで約700m
東端:泉の広場のM10/M14出口の手前までで約500m

と、このように、そこそこ距離が結構あります。

先端で引き返すのではなく、周回ルートでは、下記のルートで約1500m。

1500mあれば、分速80mで20分弱かかりますから、同じルートを何周かしても「この人、また通った」なんて思われることも無いでしょうね。

お薦め、というわけでも無いですが…

こんなルートはどうでしょうか。

これで、およそ4.3km。分速80mで1時間弱。一歩80cmだとすると5,400歩近くになります。

実際に歩いてみる

JR大阪駅で電車を降りて、桜橋口から改札を出ます。

桜橋口を出て、右奥にある階段で地下1階へと降りて正面に向かって歩くと阪神電鉄の大阪梅田駅西口や大阪メトロ四つ橋線の西梅田駅北口がある開けた場所に出ます、そこがスタート地点です。

大阪駅から見て右手側に曲がると「大阪ガーデンシティ」の地下街が(ほぼ)真っすぐ南西の方角に伸びていますので、そこを端まで歩きます。

曜日・時間帯にも依るでしょうが、平日の帰宅時間帯は大阪駅・梅田駅に向かう東向きの流れが大きく、逆流する形になりますが、地下道の幅は広く、さほど抵抗はありません。端に近付くにつれて徐々にすれ違う人の数も減り、エスカレーターのある6-1出口では、人の数もまばらになります。

そこで引き返します。

来た道を戻り、地下鉄四つ橋線の西梅田駅で右側(南側)へと曲がります。

JR東西線北新地駅へと向かう合流点をそのまままっすぐ南へと歩くと、ドージマ地下センター、いわゆる「ドーチカ」です。南端まで両側に店舗が立ち並びます。

そのため、夕方の帰宅時間帯でも南北方向どちらにも人通りが多くあります。人が多く、歩きにくさを感じることもありますね。ここは、人の流れに任せましょう。

そば・うどんのお店「杵屋」で、地下街が終了します。ここで再び折り返しです。

再び商店を眺めながら北へと歩き、北新地駅の案内が見えてきたら、今度は駅改札の方へと右に曲がります。

帰宅時間帯には、改札までは人の流れのまま、そこを過ぎると流れとは逆になりますが、さほど歩きにくさはありません。

そのまままっすぐ歩き続けると、ドーチカから400mほどで突き当りに。エスカレーターで一つ上の階に上がるんですが、地上に出るわけでもなく、ここもまた地下1階、という全体で見ると妙な構造です。

ここからは、大阪駅前第3ビル、大阪駅前第4ビルとを結ぶ通路を北に向かって歩きます。

突き当りの形になりますが、大阪メトロ谷町線東梅田駅の案内に従って右に折れ、階段を下りて地下鉄駅改札のあるレベルに。ここもまた、地下1階です。

改札とは反対側(左手方向)に曲がって、にぎやかな方向に向かうと「ホワイティうめだ」の地下街に合流します。右手に行けば「泉の広場」、まっすぐ行けば阪急梅田駅です。

歩きたい距離に応じてどちらかを選択。距離を稼ぎたければ右手に行って泉の広場まで往復します。ただ、メジャーな地下街ですし、通勤客だけではなく、夜には飲食店を求める多くの人々が行き交いますので歩きやすくは無いですけどね。

泉の広場で引き返して、今度はホワイティ梅田の「ノースモール1」のエリアを北に向かいます。

「ノースモール1」から「プチシャン」のエリアに入ってすぐ、ドラッグストア「コクミン プチシャン店」で左に曲がって阪急大阪梅田駅、地下鉄梅田駅(その先がヨドバシカメラ)に向かうのが判りやすいかと思いますが、もう少し歩きたいならそのまままっすぐ歩いてプチ北広場から左手の阪急三番街へ。

ここからはいわゆる地下街では無いですので、お店を見ながら大阪メトロ御堂筋線の梅田駅北口へと歩きます。先ほど、判りやすいと書いたルートとの合流です。

御堂筋線の梅田駅北口からは、右に行けばヨドバシカメラ、左に行けばJR大阪駅へと続くのですが、実はここまで来てしまうと、地下道だけでJR大阪駅の南側に戻るのは難しく、一旦、地上にある大阪駅のコンコース内を横切ることにしましょう。

ただ、私はここからJRに乗っちゃうんですけどね。

というわけで、約1時間。ウォーキング用に整備されたコースと比べると非常に歩きにくいですが、豪雨の日でも気にせずに「歩く」ことができます。

梅雨は明けて、猛暑の夏もあと少しで終わるかという時期ですが、これから台風が接近してくることも増えますし、とにかく「雨の日でも歩きたい」という欲求は満たされるかと思います。

ご参考まで。