G7 17 7700 と Adobe Premiere Elements 2021
SSDの不調をきっかけに、3年ぶりにノートPCを買い替え。
データ移行などを済ませ、普段の使用に不自由のない状態にまでなりました。
というわけで、Adobeの Photoshop Elements と Premiere Elements をインストールします。
Photoshop Elementsは2020、Premiere Elementsは2021のライセンスを持っています。
Photoshop Elements 2020のインストール
G7 17 7700 はディスクドライブが無いので、ダウンロードでのインストールでも良かったのですが、せっかくインストールディスクがあるのだし、と、USB3.0接続のBlu-rayドライブを接続してインストール。
ただ、使い始めると最新版へのアップデートが実行されるので、最初からダウンロードでのインストールの方が良いかもしれません。(ダウンロードだと最新版への適用が不要かどうかは未確認です)
Photoshopに関しては、特に気になる点もなく、当然ですが、以前と同じように使えます。
ライセンスは、1つですが、
この製品は2台までのコンピューターにインストールできます。
とある通り、OMEN by HP 25L と DELL G7 とで使用します。
Inspiron5770でサインアウト&アンインストールしておくべきだったのですが、忘れてました(Premiere Elementも同様)。
とはいえ、ログアウトのために起動すると3台同時使用の状態になってしまいそうなので、そのままにしておきます。
Premiere Elements 2021のインストール
こちらは、ダウンロード版を購入していたので、ダウンロードでのインストールです。
購入時にメールで通知されたシリアル番号を入力してライセンスの登録も完了。
使用に関しては特に問題はありません。
気になるGPUへの対応は?
今回のノートPCの購入に際しては、Premiere Elementsでの動画編集はHP機で行うつもりでしたので、GPU対応は気にしていなかったのですが、せっかくそれなりのグラボが載っているので対応しているのかどうかくらいは確認したいところ。
Adobeのサイト、Premiere Elementsの「GPUアクセラレーションレンダリング」のページにある、2021年5月時点の対応グラフィックカードです。
注意書きにもある通り、
GPU アクセラレーション機能は、Windows では、以下に示すグラフィックカードでのみサポートされます。
とのことなので、 NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti はサポート外です。
「サポート外」は「対象外」とイコール?というのが気になるところですが、まずは確認。
おー! 「検出されたグラフィックプロセッサー(GPU)はサポートされています」になってますね。
では、さっそく、エンコードの時間を計ってみましょうか。
HP機で計測したのと同じ、3本の動画をエンコードしてみます。
前回と同じように、Premiere Elements の「環境設定」→「一般」→「レンダリング、再生および書き出しにハードウェアアクセラレーション(Intel HD Graphics 2000以降)を使用」のチェックと、「選択したGPU上でGPU高速化エフェクト、トランジションおよびワークフローを使用して再生および書き出しのパフォーマンスを向上」のチェックをいずれも付けた状態と、いずれも外した状態でのエンコード時間を計測してみました。
予想外の結果に
PC | GPU | 動画1 (10分38秒) | 動画2 (35分12秒) | 動画3 (61分24秒) |
---|---|---|---|---|
DELL G7 17 7700 | 有効 | 3分14秒 [30.4%] | 13分38秒 [38.7%] | 21分12秒 [34.5%] |
〃 | 無効 | 11分45秒 [110.5%] | 38分20秒 [108.9%] | 53分00秒 [86.3%] |
OMEN by HP 25L Desktop GT12 | 有効 | 5分06秒 [48.0%] | 16分23秒 [46.5%] | 27分44秒 [45.2%] |
〃 | 無効 | 6分27秒 [60.7%] | 22分16秒 [63.3%] | 32分08秒 [52.3%] |
DELL Inspiron5770 | 有効※ | 19分30秒 [183.4%] | 54分32秒 [154.9%] | 92分17秒 [150.3%] |
G7 17 7700のGPU有効の結果が、異常に速いです。
「GPU無効」は、GeForce GTX 1660 Tiだけを切れば良かったんでしょうが、内蔵のUHD Graphics 630も切ってますから、純粋なCPUパワーってことでしょうね。それでも、Inspiron5770(Core i7-8550U/内蔵 UHD Graphics 620のみ対象GPU)よりもけっこう速いです。
G7以外の数字は、前回の計測値です(取り直してはいません)。G7も数回の平均ではなく一発勝負です。
HPはデータ用ドライブが3.5インチHDDで、G7はデータ用ドライブがNVMeですから、微妙な違いは出てくるでしょうが、デスクトップ用Core i7(8コア16スレッド)+GeForce RTX 2060 SUPERよりも、モバイル用Core i7(6コア12スレッド)+GeForce GTX 1660 Tiの方が速いのは理屈に合わないですよね。
GPUなしがG7の方が極端に遅いことを考えれば、Premiere Elementsの GeForce GTX 1660 Ti への対応が優秀、ということ?
それとも、タスクマネージャーのGPU0(UHD Graphics 630)がフル稼働なので、こちらへの最適化が優秀でGeForce RTX 2060 SUPERを上回っている?
なんだかよくわからない結果となりました。
ただ、ひとつ言えることは、このG7、リビングでPremiere Elements 2021を使うには、結構いい組み合わせなのかも、ということです。