Windows 11 へのお誘い
Windows 10 のPCを使い始めて何年経ったでしょうか。
Windows 11
Microsoft Windows の最終形として、この先、Windows 10 でのバージョンが上がっていくものと信じていたんですが、いきなりの方針転換。
Windows 10は、Home と Pro のサポート終了が2025年10月14日となるとのこと。まぁ、まだ4年はありますから、急いでWindows 11 にアップデートする必要が無いのかもしれないですが…。
Windows Update を開くと、このような表示が出ていました。
このPCはWSUSの配下ではなく、通常のMicrosoftアップデートサーバの管理下にありますから、日本中の多くのPCで同じように表示がなされているのかと思います。
すぐにアップデートできるのではないのですが、ひとまず、このPC（DELL G7 17 7700）は、Windows 11 の要件を満たしているようです。
ただ、気分的には、「おめでとうございます。」の一言が、胡散臭すぎます。
メールやその他で、親類や友人・知人以外から「おめでとうございます」と言われるとき、残念ながらこちらにとって目出度い話ではないことが多いので。。
最小システム要件とは？
以前にも書きましたが、最小システム要件（主な項目）は、以下の通りです。
| プロセッサ | 1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSoC |
| RAM | 4GB |
| ストレージ | 64GB以上の記憶装置 |
| システムファームウェア | UEFI、セキュアブート対応 |
| TPM | トラステッド プラット フォームモジュール バージョン2.0 |
https://try-widely.com/windows11-wsus/この中のTPM。普段は馴染みのない単語ですが、今後、よく耳にすることになるかもしれません。
TPM 2.0 に対応している？
DELL G7 17 7700 でデバイスマネージャを開くと、
このように、セキュリティ デバイスとして、「トラステッド プラットフォーム モジュール 2.0」と表示されています。これが TPM 2.0 に対応していることを示しています。
Windowsの[⚙設定]>[更新とセキュリティ]>[Windows セキュリティ]>[デバイス セキュリティ]と進み、
[セキュリティ プロセッサ]にある[セキュリティ プロセッサの詳細]をクリックすると、
仕様バージョンとして 2.0 と表示されています。これで、TPM 2.0 対応と分かるようです。
このPCは、今年の5月に購入したばかりですので、対応していて当然だと思っていたのですが、もっと古いマシンではどうでしょうか。
我が家にある古いPC（中古で購入したのは最近ですが…）、EPSONのST170E（発売時期：2013年12月～）だと、このようになっています。
残念ながら、仕様バージョンは 1.2 ですね。TPM 1.2 ということで、 TPM 2.0 を満たしていないことになります。
EPSONの公式サイトでの ST170E の仕様にも記載されていますね。
なので、このPCを Windows 11 にアップグレードすることはできない、と。
ただ、逆に、手持ちのマシンはスペックが低い、というか、古いマシンが多いので、TPMの要件に合わず、Windows 11 を試すことができません。さすがにメインマシンを「お試し」でアップグレードするのは気が引けます。
そのあたりは、もう少し機材のやり繰りを考えて、別の記事で書けたらいいかな、と思っています。
https://try-widely.com/windows11-wsus-2/
ST170Eは、手持ちの古いマシンの中でも比較的新しいモデルなので、「実験」に充てられるマシンが無い状態です。
ってことで、まだ Windows 11 の「実験」は、少し先になりそうです。