QNAP旧機種のOS QTS 4.3.3.2420 Build 20230621 を適用する

別記事に書いた通り、普段は電源を落としているTS-220を立ち上げた後、Qfinder Proを開くと、TS-220のOS、QTS 4.3.3で、アップデートの通知がありました。

最後の更新かと思っていたら…

表示中のバージョン、4.3.3.2211は、今年1月にリリースされたもの。

TS-220は、現行のQTS 5系には対応しておらず、4系の中でも4.3.3までの対応となっています。10年も前の2013年4月に発売された製品ですからね。

メーカーであるQNAPの「製品サポート状況」のページを見ても、終末感が漂ってます。

https://www.qnap.com/ja-jp/product/status?product_line=1&bay=2&model=TS-220

「製品のサポートが終了しています。」とはっきり書かれています。

「OSとアプリケーションのアップデート・メンテナンス」は 2017年12月に最後の更新を迎え、「テクニカルサポートとセキュリティアップデート」も2022年10月が最後となっています。

そんなわけで、もうフォローされないと思っていただけに、このアップデートの通知は意外でした。

アップデートの内容は?

内容は、これだけです。

Security Updates

  • Applied multiple security updates to further enhance system security.

セキュリティ強化のための更新プログラム適用、ということですね。

もちろん、アプリケーションのアップデートなどはサポート切れのため望んでいませんので、セキュリティ強化だけでも行ってもらえるのは、ありがたいことです。

とはいえ、さすがにそろそろ引退させないとダメですよね。

現在のTS-220の用途は、本体HDDには何も格納せず、外付けHDDに他のNASからバックアップさせたいファイルを送り込むだけです。なので、他のNASでも代用は可能です。

それでも捨てられないのは、9年前の2014年夏に、初めて買ったNASだから、でしょうか。

思い出も大切ですが、セキュリティはもっと大事。そろそろ決断の時ですね。