歩けない歩道を歩く(1)

2021年4月4日

禅問答のようなタイトルですが、正確には「普段の生活パターンでは歩けない道を歩く」です。

毛馬つながりで

一昨日の4月1日、「4月1日の大阪を歩く」と題して、毛馬桜ノ宮公園に咲く桜の下を歩いた話を書きました。

フリガナを付けてなかったので、何と読むんだろう、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、毛馬は、「けま」と読みます。大きな川が合流するこの地区、かつて砂州のひとつに「毛志島」と名付けられたところがあり、そこから「毛馬」という地名になったという説があるそうです。

普段、歩くのは平日の夕方~夜にかけてで、土日は身体を休めることが多いんですが、昨夜は用事で歩けなかったというのと、今日の午前中に新大阪駅近くで用事があったのとで、歩いてみよう、と思いました。

一昨日歩いたのは大川沿いですが、今日訪れたのは、まさに、その大川が淀川と分離するところ、です。

この地図にも載っていますが、ここに巨大な水門があります。

先ほどの地図の真ん中あたり、川が分離するところを拡大すると、

「毛馬閘門」とあるのが写真の場所です。写真の通り、「けまこうもん」と読みます。

この地図の右上側、というのでしょうか、毛馬閘門の右下に、もうひとつ水門らしきものが描かれています。これは、淀川と大川を行き来する船のための門とのこと。淀川の方が、大川よりも2メートルほど水位が高いため、大川側から船が来るときは淀川側の門を閉じた状態にします。船が二つの門の間に入ると、大川側の門を閉じ、次に淀川側の門を開きます。淀川の水が水路に流れ込み、水位とともに船が上昇します。これで、段差のある川を船が行き来できる、ということです。

普段歩けない道とは

で、本題です。

この地図を右上から左下に斜めに川を横切るように描かれている道路。この道路は、「国土交通省 淀川河川事務所」の管理下になります。歩行者や自転車は通行が許可されていますが、一般の自動車は入れません。

しかも、この橋の両側には、歩行者・自転車をも締め出すゲートがあります。

もう少し引いた写真があれば分かりやすのですが、右側が歩行者・自転車用のゲートです

歩行者・自転車用のゲートは開いていますが、この案内板に記載にある通り、「通行時間帯 8:30~17:00」です。日中しか、この橋を渡ることが出来ません。

なので、(一般の)車が走らない安全な歩行者用道路であるうえに、勤める会社から直線距離で2kmほどしか離れていないので、帰り道に歩いてみたい、と思ったこともあるんですが、時間的に歩けなかったんですね。

橋を渡る様子は、歩けない歩道を歩く(2) に記載します。