ロビーカーに彩りを(オハ24-700への室内灯取り付け)

TOMIXの24系25形100番台「はやぶさ」編成を2度に渡って紹介してきました。

その最後に、カニ24のマイクロスカートあり(TOMIX)/なし(KATO)の2両を並べた写真を挙げて、

こう並べると、切妻のカニ24-100も気になるところ。と、前振り的に触れて、今回の記事は終わりたいと思います。

と、書いてみたものの、あんまりカニ24-100が、「はやぶさ」に使われている印象(記憶)が無いんですよね。

「富士」「はやぶさ」といえば折妻の0番台。逆に、貫通扉のある切妻の100番台は「あさかぜ」「瀬戸」の印象があります。

なので、カニ24-100も購入して手元にはあるんですが、今回の編成の目玉オハ24-700(ロビーカー)とは相容れない気がしたので、今回はロビーカーに着目してみたいと思います。

TOMIXの室内灯

これまで、車両の購入に主眼を置いていたため、室内灯の取り付けは二の次だったんですね。その考えをちょっと改めたのが、サンライズエクスプレスに室内灯を取り付けたときのこと。

手持ちの車両は、夜行列車として運用する車両が大半で、室内灯は無くてもいいんじゃない?と思っていたのが、14両フル編成のサンライズエクスプレスに室内灯を組み込んでみて、「あぁ、これもいいなぁ」と。

とはいえ、一気に全車両に取り付けるのは予算的にも無理な話。

一部、お試しでLEDテープを使用した自作室内灯を組み込んだ車両もありますが、その製作の手間を考えると増備に二の足を踏んでいるというのが現実です。窓から車内を覗き込んだ時の美しさも考えると、純正パーツがいいなぁ、と。大人な解決の仕方ですね(笑)

で、今回、さすがに15両分の室内灯を購入するのは出来なかったので、夜汽車でも明るい方が似合っていそうな車両、ロビーカーと食堂車に取り付けてみることにしました。寝台車が消灯する時間、食堂車は営業が終わってるんじゃないの…という話は置いといて。。

用意したのは、0731「室内照明ユニットC(白色LED)」を2個。

15両編成のうち、0731「室内照明ユニットC(白色LED)」を使用するのが、オシ24、オハ24、オロネ25の3両。その他のB寝台車とカニ24は、0733「室内照明ユニットLC(白色LED)」になります。

なので、使用する車両が限られているので、6本セットではなく、単品での購入です。

実は、TOMIXの室内照明ユニットを購入するのは今回が初めて。KATOとどう違うのでしょうか。

室内照明ユニットの取り付け

ロビーカー(オハ24-700)

KATOの室内照明ユニットとの大きな違いは、パーツとして分かれているか、一体になっているか、ですね。

TOMIX 0731「室内照明ユニットC(白色LED)」
KATO 11-211「LED室内灯クリア」

それと、価格。。

TOMIXの方が、価格は上です。

価格の差は、取り付けのしやすさにあるのでしょう。なんせ、パーツがこれだけですから。

まずは、付属品の遮光テープを、LEDの上に巻き付けます。

唯一「面倒」な作業です。というくらい、取り付けが簡単です。

これを、取り外したボディを裏返しにして、収まりのいいところに乗っけるだけ。

これだけです。

上下逆さに持った床下部を上から載せるように取り付け。もしも、照明ユニットのスプリングがあらぬ方向を向いているようならちょっと手直しをして、床下の接点に触れるように。

簡単すぎて、説明というほどのものではないですね。

通電テスト。

いい感じです。

車両にも依るんでしょうが、集電スプリングが見えるところが気にはなります。

食堂車(オシ24-100)

次いで、食堂車。

作業としては全く同じです。

遮光テープを貼って、ボディを外して、収まりのいいところに取り付けて、床下部を戻す、と。

こちらも、テーブル席には誰も座ってはいませんが、営業をしている雰囲気が出るようになりました。

部屋の照明を落とすと、こんな感じに。

いいですね。

車両向こうの壁に室内照明が反射して、床下機器がシルエットで見えているのが、いい味を出してるのかもしれません。

編成に組み込む

この2両を8号車、9号車に組み込んで、走行させました。

まずは、照明が点いた駅の通過から。

室内灯の無い、他の車両と比べて、車内が良く見えます。もっとも、他の車両は寝台車で、車内の見通しは良くないんですが。。

次に、薄暗い中での走行の様子。

駅の通過以上に、ひときわ明るいですね。

ただ、14両全てに室内灯を取り付けたサンライズエクスプレスのときとは違って、真っ暗の中を走らせると、当該の2両と最後尾のトレインマーク・テールライトしか明かりが無いので、面白みに欠けます。

最後に写真をいくつか。

ロビーカー(オハ24-700)
食堂車(オシ24-100)

いずれも、車内の様子が見えるところがいいですね。

床もテーブルも椅子も同じ色?と言い出したら、Nゲージでは辛いところですけどね。

室内灯の入っていないB寝台車は、窓際の梯子が見えるだけで、車内の様子がまったく見えませんから、室内灯の力は大きい、ということでしょうか。でも、寝台車に室内灯を組み込んだことが無いので、どのように見えるのかはわかってないんですが。。

最後に、EF58牽引の荷物列車と。

やっぱり、暗いところでは室内灯が映えますね。

新規の車両購入の合間で、室内灯の組込みにも取り組んでいこうかな、と感じさせる結果となりました。