QNAP NASでSVN管理(1)

2021年5月9日

SVNのために仮想サーバを立てる話を書きました。

ほんの数日前に仮想サーバを立てたばかりなのですが、SVNのためだけに仮想サーバを作るのは無駄が多いような気がしますので、見直しを考えていました。

NASでSVN管理

その「見直し」ですが、やってみたいことがあったんです。

QTSの「Container Station」を利用したSVNの運用です。

自宅で運用中のNASの中に、あまり使用しないデータの保管用としているのがあるのですが、必然的にアクセスする時間は短くなります。CPUの負荷も低いため、テストしてみるには良い材料、ということで試してみました。

Container Station のインストール

管理サイトから[App Center] > [QTS必須]と進むと、「Container Station」のアイコンが見えます。

そのままインストールしてもいいんですが、アイコンをクリックして、内容を確認してみます。

今回は、Docker でNASにSVN専用の仮想マシンを立ち上げよう、ということです。

インストールしてみましょう。

インストール中
インストール完了

インストールが完了したら、「Container Station」を起動します。「開く」をクリックします。

「今すぐ開始」をクリックすると、NASのルートに[Container]というフォルダ作成されます。少し待つと、アプリが開きます。

起動時は「概要」タブが開いてますので、「作成」を。と思ってクリックしたんですが、開いた画面を見て首をかしげました。

ワンクリックインストールが出来るコンテナがいろいろと用意されている、とのことですが、正直なところ「これだけ?」でした。

「作成」ではなく、別のインストール方法が必要なようです。

初期設定を行う

では、そのまえに、「初期設定」を開きましょう。

登録後にキャプチャしたのでユーザー名が入っています

[レジストリ]タブを開き、docker.com にアクセスするためのユーザー・パスワードを設定します。

設定は、[アクション]の「編集」アイコンをクリックします。

「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。

って、docker hub のアカウント持ってないんですけど…。という、私もそうでした。

ですので、簡単に登録の仕方を。

Docker Hubのアカウント登録

https://registry.hub.docker.com にアクセスすると、アカウント登録画面が開きます。

Docker ID は自由に決められます、が、英数字のみで記号はダメなようですね。はねられました。

Email は、登録の際に確認用のメールが届きますので、使用できるアドレスが必要です。

Password は、9文字以上、とちょっと長めですね。

「Sign Up」ボタンをクリックします。

今回の目的であれば、Freeで大丈夫です。

「Continue with Free」をクリックします。

メールが届きますので、そのメールに記載のアドレスに飛びましょう。

これで、ログイン状態になりました。

登録したユーザー名とパスワードを入力し、「テスト」をクリック。問題が無ければ、テストの横にチェックマークが付きます。

最後に「適用」をクリックします。

今回は初期設定まで。QNAP NASでSVN管理(2)に続きます。