思い出の急行「だいせん」を走らせる(2)
1990年代の後半に乗車した12系の急行「だいせん」。乗車した当時の14系15形寝台車と12系3000番台座席車の編成がTOMIXから販売されましたので、予約購入。
手にした車両セットに車体番号を転写して、いよいよ走行です。
駅でのカメラからの撮影
最初は、駅にかかる跨線橋から見下ろしたような映像から。
そうそう、今回は、複々線をイメージしたくてTOMIXの駅「島式ホームセット」を追加購入しました。
これ、発売開始が1982年8月ということですから、まもなく40年。ロングラン商品ですよね。
というわけで、追加購入した「島式ホームセット」1つと「島式ホーム屋根付延長部」2つに、シールを貼り付けます。切断はカッターナイフで。丸い時計にすら切込みは入ってません。地味に面倒です。
「都市型」「近代型」にしなかったのは、既に持っているセットの延長としたかったからなんですが、思わぬ問題が…。
付属のシールが「Ver.2」になっていて、既存駅に貼り付けている「町中」駅が無い…。
仕方ないですね。新しい駅には「公園前」駅の駅名票を掲げることにしました。基本は駅を通過する動画しか撮らないですし、静止画も、駅全体が詳細に写ることもないでしょうし。
「禁煙タイム」から「終日禁煙」になっているあたりは、さすがに時代の変化を感じます。
では、映像を。
左側のホームを通過していく姿と、折り返し右側のホームを通過する様子です。
これを、ホーム目線から撮り直したのがこちら。
実はこれ、アクションカメラ SONYのHDR-AS300を、正常な向きでホームに置いて撮影したのが最初のもの、天地を逆にしてホームに置いたのが後の方です。
天地逆にして置くと、いい感じで人の目線になります。
少しだけ静止画を。
暗い場所での撮影ですから、バックサインが白飛びしてしまってます。
パワーパックの出力を最小に絞って撮影したのがこちら。
いい感じです。
複々線を走行
続いては、複々線の本線を走行する様子。
晩年のリアルな姿とはいえ、寝台車3両、座席車2両の5両編成は寂しいものがありますね。
照明をつけて
そもそも廊下に線路を敷いて走らせているので、それほど明るくないんですね。くっきり映るよりもこれくらいの方がリアリティもありそうな気がしますが、せっかくの車両が全体に暗くなっているので、少しだけ照明を当ててみました。
14系15形の銀帯が強調されますね。12系の白帯との違いがはっきりします。
照明が強すぎて、ボディにプラスチック感が出てしまってますので、もうちょっと考えたいですね。
追っかけ撮影
これまで、「トワイライトエクスプレス」や「きたぐに」、コンテナ貨物列車の最後尾にカメラ用の車両を連結して撮影してきましたが、この最後尾(スハフ12)にはダミーカプラーが装着されていて、交換しないと連結が出来ません。
ただ、そこまでして最後尾を撮影してもバックサインはいつものようにピンボケになるはずですし、複線を活かして別線で追いかけることにしました。
先頭3両が14系15形の寝台車ですから、4両目以降の12系座席車が見えないと、かつて一世を風靡したブルートレインを思い起こさせます。DD51牽引の「出雲」とか。「出雲」、いいですね。いつかは走らせてみたいです。
こちらは、最後尾をさらに後ろから追いかけた映像です。
バックサインが白飛びしてしまってるのが残念ですが、全体がもう少し明るければ見えたんでしょうかね。
今後の展開
ちなみに、この車両セット。スハネフ15用とスハフ12用の「交換用トレインマーク」が付属しています。もちろん、急行「ちくま」のもの。
いまのところ、行先表示の方向幕は透明なガラス窓状態です。
この部分は付属シールもなく、そのままですので、バックサインと機関車を交換すれば、急行「ちくま」の出来上がり。EF65-1000番台が欲しいなぁ、と思ってますので、その時は「ちくま」を走らせてみたいですね。
こちらは、20系時代の「『ちくま』のようなもの」、ですが、今度のは本当の「ちくま」ですし。
おまけ
最後におまけをひとつ。
最近、中古ショップで1両数百円の旧型客車を4両ほど購入しました。4両でも税込み2,000円でお釣りが来るほどのジャンクに近いものです。
急行「きたぐに」の荷物車・郵便車、それにテールランプのついている寝台車オハネフ12を連結してあげれば、かつて山陰本線を走っていた寝台車連結の普通列車「山陰」の雰囲気を出せるのではないか、と。
実際の「山陰」は、オハネフ12が編成の最後尾に来ることはなかったようですが、テールライトが点いているのがこれだけですからね。夜汽車の雰囲気はこれが無いと…。
あくまでも、昭和50年代前半くらいの長距離普通列車をイメージできればな、という程度で、リアルさは求めていません。それでも、雰囲気は出せたかな、と思っています。
旧型客車なんで古い中古でいいか、という発想もどうかとは思いますが(笑)