TOMIX EF66(JR特急牽引機)
TOMIXの14系15形「あかつき・彗星」を購入しておよそ半年。
ED76牽引の「あかつき」だけ「彗星」だけでの運転も悪くはないんですが、大阪に住んでいることもあるのか、やはり走らせるなら14両併結を楽しみたいところ。
そうなると牽引機はEF66。手持ちの機関車の中で、最古参になる車両です。
購入に至るまで
最古参のEF66は、模型としての製造が1980年代半ば。まもなく40年を経過しようかという代物です。
EF66がブルートレインを牽引を始めてすぐの頃の製品ですね。
もっとも、そのうち30年以上は休眠状態でしたから、稼働することによる劣化は少ないのかもしれませんが、動きがギクシャクすることが増えてきたように思います。
先日、20両ほどのコキを牽引しての走行中にノッキングが発生。後ろの方の貨車がガシャンガシャン音を立てて脱線しちゃうんじゃないかという状態でした。
もともと、半年前に「あかつき・彗星」を購入したときに、同時発売の「7143 JR EF66-0形電気機関車(後期型・特急牽引機・グレー台車)」を購入しようかとも思っていたんですが、2両のDD51が発売されるタイミングと重なり、こちらの機関車の購入はペンディングしていたんです。
もちろん、手持ちのEF66が無ければ購入してたんでしょうが、まだ動く車両があったわけですからね。
「あかつき・彗星」を牽くなら、KE70ジャンパ栓の付いたJR西日本仕様のEF66の方がリアルですし、買い替えのタイミングを伺っていたこともあり、このノッキング発生で決心がつきました。
というわけで、さっそく購入です。
TOMIX 7143「JR EF66-0形電気機関車(後期型・特急牽引機・グレー台車)」
この1年で機関車も何両か購入しましたが、TOMIXではDD51を購入して以来となります(ユーズドは除く)。
DD51も、そこそこ取り付けパーツが多かったように思いますが、このEF66はさらに上を行く感じですね。
しかも、細かい。。
カプラーは密自連形TNカプラーに、ヘッドマーク取り付け用に飾り帯も交換するので、さらに手間がかかります。
まずは、ナンバープレートとメーカーズプレートでしょう。
ナンバーは、下記の4種類から選ぶことが出来ます。
42 東洋電機・川崎重工
45 川崎重工・富士電機
46 川崎重工・富士電機
49 川崎重工・富士電機
選んだのは、46。
2005年8月に九州へと旅行に出かけた際に乗車した「あかつき(彗星併結)」の牽引機が46でした。
次に、カプラーを交換します。
何回かの経験があるので特に問題も無く交換完了です。
カプラー交換の際にボディを外してますから、引き続き飾り帯の交換へ。
ヘッドマーク取り付け用に、突起の付いた飾り帯になります。ヘッドマークが無ければ2点の突起が出た状態になりますが、最悪、ヘッドマークの無い状態で走らせたい場合は、後方(連結面側)に回せばいいかな、と思ってます。
初代のEF66にはこのような機構はなく、購入した「0851 ヘッドマーク(EF66用・A)」は、小さくカットした両面テープで取り付けていましたので、それと比べれば落下や紛失の心配は格段に減りそうですね。
が、この交換のために運転席部にあたる薄緑色の「遮光ケース」を外すんですが、意外と悩みました。ボディを裏返しにして下側(天井側)のあたりを手前(車両中央側)に引き出すように、ということですが、少しずつずらせながら引き出す、という感じでしょうか。
ツメでロックがかかっているわけではないため、恐れずに力を入れたら一発で外れたのかもしれません。
次いで「ライトプリズム部」を外して、それから飾り帯を外します。
取り外しの逆順で取り付け。特に問題になることはありませんでした。
使用したヘッドマークは、旧EF66のために購入した 0851「ヘッドマーク(EF66用・A)」をそのまま使用していますので、フレームは白。
購入したEF66に付属のヘッドマークは、フレームがボディと同色なので、雰囲気が少し変わるかもしれないですね。
次に、屋根上の機器。
ホイッスルと信号炎管は、細かいので紛失に注意。
横長のホイッスルの方は、専用治具を使いましょう。ピンセットでつまんで取り付けるのより、何倍も楽です。
が、信号炎管の方は、ピンセットの方が楽でした。信号炎管用取り付け治具から落ちてしまうんですね。取り付けが甘かったのかもしれませんが。
最後に前面の手すり。
飾り帯を取り換えるのに支障になるので、接着剤での取り付けはNG。もちろん、そんな簡単に脱落するようなものではありません。がっちりとホールドされる割には取り付けも苦労要らずで、簡単に取り付け完了です。
もうひとつ、上級者向けパーツとして無線アンテナがありますが、DD51と同じく、ピンバイスで0.5mmの穴を開ける必要があるため、ひとまずは省略。
以上で一通りの装着が完了です。
新旧比較
30年以上前の製品と比較するのは酷ですが、ひとつひとつのディテールが全く違います。
開放てこも、手すりもありませんし、ホイッスルも信号炎管もボディと一体成型で、同じ青色です。
もともと国鉄仕様だった機関車にJRロゴを貼り付けていたんですが、当時のシール製造の技術の問題か、貼り付け時の問題か、かなり変色してました。
それと、いつの間にか、避雷器もひとつ脱落して紛失してましたから、買い替え時だったのかもしれないですね。
走行シーンを撮影
低速からの走行が非常にスムーズです。M-13モーターだからこそ、なんでしょうかね。
なので、客車は半年前から変わらないものの、全体としての走行が非常に滑らかになったように感じます。
停止状態からの動画は撮って無かったので、走っているものを。
まずは、駅そばの本線を通過する様子。
旧EF66の走行時のモーター音と比べると、違いが明らかです。
続いては、カーブを通過するシーン。
カントレールを導入してから、カーブでの撮影にはまってます(笑)
最後に、静止画像をいくつか。
写真を撮るのにも、常点灯のヘッドライトはいいですね。
自作のPWMコントローラーだからというのもあるのか、KATOの機関車は、出力ゼロの状態から徐々に出力を上げていくと、動き出すのが先で、次いでヘッドライトが点灯します。TOMIXは、点灯が先で、その後に動き出します。
というわけで、夜明け前をイメージした写真も、面白く撮れました。
パンタグラフに当たった照明が、朝日を受けて走る雰囲気を出していて、いい感じです。
最後は、駅。
2005年に京都駅で撮影した姿をイメージしたものです。
以上です。
ところで、旧EF66はどうしましょうか。そのまま保管庫行きですかね。
でも、KE70ジャンパ栓のない1980年代の姿ですから、JRロゴを剥離して国鉄仕様として置いておきましょうか。
走らせるにはちょっと難アリですけどね。