急行「だいせん」のTNカプラー化(DD51+スハフ12)

4月下旬に予約していたTOMIXの「JR DD51-1000形ディーゼル機関車(米子運転所)」が届きました。

装備品の装着から走行までの様子を書いた記事はこちら。

でも、カプラーについては、付属品として文中で紹介したくらいで、交換することは考えてませんでした。

ダミーカプラーの功罪

今年1月に発売開始となったTOMIX 98449「JR 12-3000系・14系15形客車(だいせん・ちくま)セット」。

最後尾となるスハフ12には、ダミーカプラーが標準で装着されています。

ダミーカプラーのスハフ12-3000

形状は文句なしです。見た目の雰囲気はアーノルドカプラーと比べると雲泥の差です。

アーノルドカプラーのスハネフ15

とはいえ、ダミーはダミー。機関車に牽引させることは出来ず、自ずと最後尾となります。

そんなわけで、せっかくスハネフ15に点灯するトレインマークやテールライトがあるにもかかわらず、明かりが灯っているところを見たことが無いんです(留置線に入って機関車を切り離した後、「間違って」逆方向に通電させてしまったときくらい…)。

それはちょっともったいないなぁ、と、DD51とスハフ12-3000のTNカプラー化を実施してみました。

DD51のTNカプラー化

まずは、キャブ側面のツメを開くようにして、上方に引き上げます。

真ん中に現れるスイッチは、ヘッドライトのON/OFFスイッチです。

重連の2両目でヘッドライトを点灯させたくないときに使う、ということなんでしょうが、逆向きに走るときは先頭車になるわけですから、キャブを外してON/OFF切替は、手間ですね。

ボンネットは、カプラー側にスライドさせると簡単に外れます。

続いては、スノープロウを外すのですが…。

説明書にある「スノープロウのツメ」がどこにかかっているものか、判らなかったんです。

この、赤丸の部分です。デッキに貫通してたんですね。。

このツメを内側に押し下げると、

外れます。取り外してツメの位置を見ればデッキに突き出していることは一目瞭然なんですが、初めてだと判らないものです。

カプラーを取り外します。

左側型が取り外したアーノルドカプラー、右側が機関車に付属の密自連形TNカプラーです。

これを取り付け、逆の手順で、ボンネット、キャブを取り付ければ完了です。

奥のアーノルドカプラー車と比べると、引き締まって見えますね。

スハフ12のTNカプラー化

続いては、ダミーカプラーの付いているスハフ12をTNカプラーへと変更します。

緩急室と反対側(アーノルドカプラー側)からボディを外していきます。緩急室側は写真にあるテールライトプリズム(赤く見える部分)がありますから、こちらから引き抜こうとするとパーツを破損させる恐れがあります。

ジャンパ栓は、前に引き抜くと簡単に外れます。

ダミーカプラーは、片側2点ずつで引っ掛かっているので、広げるように外します。

上側が、取り外したダミーカプラー。下側が、購入した「密自連形TNカプラー<0374>」です。

これを2点の穴に合わせるように取り付けるだけ。

ジャンパ栓を忘れずに戻して、ボディを取り付けます。取付は緩急室から、ですね。

ダミーカプラーからのTNカプラーへの置き換えは、ものすごく簡単です。

見た目もいい感じですね。

下が、交換したTNカプラーの連結部。上がアーノルドカプラーのDD51+スハネフ15。見た目も、車間も変わりますね。

スハネフ15のTNカプラー化

引き続き、アーノルドカプラーのスハネフ15もTNカプラー化をやってしまおう、と思ったんですが、ちょっとためらい。

台車のカプラー部を切断する必要があるから、ということも若干はあるんですが、本当にアーノルドカプラーからTNカプラーに替えちゃって大丈夫?という心配がよぎったんです。

急行「だいせん」として走らせるには、このDD51があるから全然問題ナシなんですが、急行「ちくま」としても走らせてみたいなぁ、と思ってたんです。

今はEF65も、EF64も持っていないんですが、近々KATOのEF65-1000を購入予定なんですね。

ネット上には、KATOのカプラーとTNカプラーとの連結の話がいろいろと掲出されていますが、やっぱり自分で確認してみたいところ。

というわけで、ひとまずはスハネフ15はリスク回避でアーノルドカプラーのままとしておきます。

今回、せっかくDD51とスハフ12をTNカプラー化してみましたが、時間の都合で走らせることは出来ず。また、近いうちに、スハネフ15を最後尾として急行「だいせん」を走らせてみたいと思います。