MyDNS.JPのDDNSでサブドメインを取得する

2023年7月12日

卵が先か、鶏が先か、ではないですが、独自のドメインを使っていろいろとやってみたいことがあって、MyDNS.JP が提供しているDDNS(ダイナミックDNS)の無料サブドメインを取得しました。

何のために取得するのか

実は、DDNSのサブドメイン取得は、このブログを開設する前に取得しました。つまりは、 try-widely.com という完全な独自ドメインを取得する前に、いろいろと、ドメインを使ってやってみたいことがあって取得した、という経緯です。

で、その「やってみたいこと」ですが、

  • WEBサーバの立ち上げ(広く公開するためではなく、試験的なもの)
  • Let’s Encrypt を使っての、https 化
  • メールサーバの立ち上げ(正式運用ではなく、試験的なもの)
  • ローカルネットワーク内で運用するためのDNSサーバの立ち上げ

といったあたりの、いずれも「試験的なサーバ構築」です。

単なるWEBサーバの立ち上げであれば、ローカルネットワーク内で閉じて、IPアドレスでアクセスすれば済んでしまうんですが、このWEBサーバの目的は、2つめの「Let’s Encrypt」にありますから、ドメイン名が必要なんですね。

メールアドレスもそうですし、DNSに至っては、ドメイン名が必要なのは当然ですよね。

独自ドメインを取得して、DDNSで運用できるの?というテーマは、いずれ取り上げてみたい気もしてますが、まずはシンプルに、無料でサブドメインを取得できるDDNSのサービスを利用させて頂きました。

DDNSのサービスを提供している企業はいくつかありますが、かつて利用したことのある、MyDNS.JP を、今回も利用させて頂きます。

そもそもDDNSとは

企業ではなく一般家庭では、プロバイダからグローバルIPを、固定ではなく動的に割り振られていると思います。要は、自宅のルータのインターネット側のIPアドレスが、固定ではなく変化しますよ、ということです。

実際のところ、プロバイダにもよるのかもしれませんが、私の自宅の環境では、IPアドレスは1年以上変わっていないと思います。ルータの電源を入り切りで変わる可能性はありますが、試してません。(テレワークで、自宅のPCから会社のPCにアクセスしてますが、セキュリティのためアクセスできるIPアドレスを固定で許可しているため、本当に変わってしまうと面倒なので…)

話がそれましたが、固定されたIPアドレスであれば、ドメインとIPアドレスを紐づけるのは簡単です。これがDNSサーバの役割です。ドメイン名からIPアドレスを得るシステムを利用することで、数字のIPアドレスではなく、覚えやすいドメイン名で、該当するサーバにアクセスができるようになります。

が、動的にグローバルIPアドレスが変わる環境にあるサーバ(家庭内に設置したサーバ等)は、ドメイン名とそのときのIPアドレスをDNSに設定したとしても、いざ、名前を解決する段になって、IPアドレスが変わってしまっている可能性があります。それは、「不便」どころか「問題」です。

そこで、DDNSサーバに、自分のIPアドレスを変化するたびに通知することで、ドメイン名とIPアドレスを紐づける、というサービスです。(実際には、変化しなくても定期的に通知する必要があります)

MyDNS.JP で無料のサブドメインを取得

実際の登録手続きを、細かく紹介しても良いのですが、MyDNS.JPに、非常に詳しい説明がありますので、こちらを見て頂いた方が良いと思います。

登録したドメイン情報の画面をサンプルとして掲示しようかとも思ったのですが、サブドメインは試験のみの運用のため、公開するつもりはありませんので、モザイクだらけになるので、やめておきます(笑)

ちなみに、取得時点では MX の欄は未記載でした。メールサーバを試験的に立ち上げてから変更手続きを行っています。

定期的な通知が必要

自宅のグローバルIPアドレスが、変わっても変わってなくても、定期的にIPアドレスの通知が必要です。

MyDNS.JP の場合は、DNS情報が生成されるのは、最新の(最後の)IPアドレスの通知から一週間。つまりは、最低一週間に一度はIPアドレスを通知しなければ、DDNSでの名前解決が出来なくなる、ということです。

その通知方法は、いくつか手段があるんですが、私は、昔から参考にさせてもらっている、このサイトの方法を使わせて頂きました。

問題なく通知できており、継続してサブドメインが使用できています。

実際に、このサブドメインを、実際にどう活用しているのかは、改めて記事にして投稿したいと思います。