DC急行「利尻」(TOMIX 97240)(後編)

TOMIX 97240 JR キハ400系急行ディーゼルカー(利尻)セットを購入して、各車両の紹介までを前回の記事で行いました。
今回はその続きとなります。
TOMIX 97240 JR キハ400系急行ディーゼルカー(利尻)セット
付属品

なんか、すごくたくさんあります。
写真左上から、タイフォンのランナー×5枚、ジャンパホースのランナー×5枚、スハネフ14用機器箱のランナー、トイレタンク×2、台車排障器×5、エアータンク、スハネフ14用幌枠、キハ480/400用幌枠×5、列車無線アンテナ・信号炎管のランナー×3、ヘッドマークのランナー×3種と、車番用の転写シートが2枚。
一つのセットでこれだけ数が多いのは初めてのような気がします。
タイフォンは、アップの写真を撮ってなかったんですが、AからDの4種類(シャッター式・スリット式で、それぞれ径の違うもの)、左右分2個ずつがひとつのランナーになっていて、それが5枚あります。装着でどれを選べばいいのか悩みそうなもんですが、説明書には
※実車には主にタイフォンC(C-L・C-R)を装着しています
JR キハ400系急行ディーゼルカー(利尻)セット 説明書 より引用
とありますし、これで決まりですね。
他のパーツも、時代によって有無が違う、というようなものもなさそうなので、基本的には全部装着、ということで結構時間がかかりそうな予感です。

ヘッドマークは、「利尻」「宗谷」「サロベツ」の3種類。他に無地のものがありますが、転写シートに何かが付いているわけでもなく、印刷済みの2個ずつしか使用できません。
各パーツの取り付け
タイフォン・列車無線アンテナ・信号炎管
タイフォンはCのタイプをキハ480とキハ400の計3両に取り付け。ですが、運転台は5つありますので、都合3枚のランナーを使用します。
取り付けには意外と苦労しました。指で持つには小さすぎて、外周が丸いのでピンセットでは難しく、パーツピッカーを使ってようやく、ですね。
ただ、ピッカーで押し込むには力が要るので、穴に合うように「載せて」から、左右の手の親指(爪)で押し込むと安定して取り付けられました。個人の感想ですけどね。
列車無線アンテナは比較的大きいのでピンセットでも摘まみやすく、これは難易度低でした。
最難関はやっぱり信号炎管ですかね。ランナーに取り付け用の治具があるんですが、そもそも治具に載せるのに苦労する、という、ちょっと使いにくい治具です。
結局ピッカーで吊り上げて屋根上の穴をめがけて降ろす、ということで対処したんですが、もうちょっと何とかならないですかね…。
台車排障器
運転台のある車両の、運転台側の台車に台車排障器を取り付けます。
動力車以外はドライバーを使って台車を外すんですが、動力車はなかなか勇気が要りますよね。説明書にも取り外し方は書いてますが、結局は力まかせ的な感じで、壊さない程度に力を入れないと外れないんです。台車をレール面に対してある程度の角度に回転させないと外れない、とかではないですので、勇気を出して外してください。
台車排障器は、運転台側にある2つの穴に取り付けるだけです。


トイレタンク・エアータンク

トイレタンクは、キハ400形の床下部に設けられた穴に取り付けるだけです。

側面からの見栄えが変わるため、面倒がらずに取り付けましょう。
エアータンクも同様で、こちらはキハ480形のみです。
ジャンパホース
ジャンパホースは、いつものように取り付け前に油性ペンで着色。

ランナーがグレーですのでさほど目立ちませんが、ちょっとした手間が意外と効いてきます。
着色したのは編成端になる運転台用に2ヶ所2本ずつの計4つ。編成の中に来る運転台には取り付けません。説明書にも、TNカプラーと干渉するので編成の中間部に入れる場合はジャンパホースを取り付けないように、とありますしね。

取り付けは、難易度こそ高くないですが、ちょっと面倒です。
ボディを外して、スカートを取り外します。
その状態で床下部をひっくり返すと、TNカプラーにジャンパホース取り付け用の穴が見えますのでここにジャンパホースを2本、取り付けます。

こんな感じで、

浮いているように見えますが、ボディを被せると…。

いい感じになります。
幌枠
これ、最初に言っておくべきかと思います。計画を立てて取り組まないと散々な目に合いますよ、と。
というのも、取り付けにはボディを外す必要があるので、例えばジャンパホースの取り付けでボディを外して、取り付け終えてボディを戻した後に、幌枠を取り付けようとして、「え?また外すの?」となります。
しかも、飛び切りの引っ掛けネタが仕込まれてました。
そんなことがあるとも知らずに、各車両共にボディを外して幌枠を取り付け。
スハネフ14の車掌室側だけは、幌枠のカットが必要なので、先送り。カットする場所が明示されているわけではないのでちょっとばかり不安になったんです。それに、まぁ何と言っても編成の中ですし、いいかな、と。
それ以外のキハ480、キハ400にはそれぞれ幌枠を取り付けました。
機器箱
機器箱は、スハネフ14の車掌室側に取り付け。特にボディを外したりする必要もないので、簡単です。
なので、写真も撮ってません。
車番
ヘッドマークは、両面テープ式でポロッと落ちる可能性もあるので、その前に車番を転写することに。

選べる車番は次の通りです。
キハ400
・キハ400-143
・キハ400-144
・キハ400-145
・キハ400-146
・キハ400-147
・キハ400-148
キハ480-1300
・キハ480-1301
・キハ480-1302
・キハ480-1303
キハ180
・キハ182-36
・キハ182-37
・キハ182-38
スハネフ14-500
・スハネフ14 501
・スハネフ14 505
・スハネフ14 508
他に、付録として、
・キハ400-141
・キハ400-142
・キハ400-149
・キハ480-304
がありますが、これはキハ400の3両が1997年にお座敷車両へと改造された車両で、キハ182と編成を組むには時代が違うもの、キハ480はベース車両の違いから、窓配置と屋根上の水タンクの有無の違いがあるので付録扱いに、ということのようですね。
普段は思い入れのある車番とか、ネット上の「とある日の編成」とかを参考に決めるんですが、乗車した列車の車番の控えなどは無く(写真が出てくれば判るかも、ですが)、ネット上の編成も車番までわかるものがなかったので、今回は安直に、1号車から、
・キハ480-1301
・キハ182-36
・スハネフ14-501
・キハ400-143
・キハ400-145
としました。5号車以外は、それぞれの最も若い番号です。5号車は、さすがに144とすると連番で面白くないので、一つ開けて145としました。それだけのことです。
普段なら、側面に転写しておしまい、なんですが、キハ400系は、前面(キハ480は編成中間側の妻面)にも転写するんですね。
で、ここで引っ掛けネタです。
幌枠を取り付けた状態だと、前面の車番が非常に転写しづらいんです。
なので、ボディを外して幌枠を取り外して、ボディだけの状態で転写。窓下にある出っ張りにもうちょっと近付けるべきだったようですが、なんとか転写完了。
幌を取り付けて、再度ボディを戻しました。
ヘッドマーク
さて、いよいよ最後の仕上げ、ヘッドマークの取り付けです。

ランナーから2つを切り出して、取り付けるために両面テープを貼ろうと裏を返すと…。

一つは裏に出っ張りが2つあるもの。もう一つは平面なもの。
出っ張りがある方は「幌枠あり用」。ないのが「幌枠なし用」。つまりは、編成のどちらかを幌枠なしにしないと両側にヘッドマークを取り付けられない、ということです。
これがもうひとつの引っ掛けネタでした。せっかく取り付けた幌枠、外さないと…。
どちらを外すでも良かったんですが、幌枠の説明に「キハ480・キハ400用」とあるので、なんとなく「1つしか運転台の無いキハ480には残さないと」、と思ってキハ400から幌枠を取り外しました。お好みです。
※ヘッドマークは、幌枠なし用と幌枠あり用が付属しています。お好みでご使用ください。
JR キハ400系急行ディーゼルカー(利尻)セット 説明書 より引用
とのこと。お好みなら、幌あり用、幌枠なし用をそれぞれ2つずつ用意してもらいたかったところですが、編成のどちら側かが必ず幌なしになるんでしたっけ?そのあたりは調べきれませんでした。

ひとまずは、これで完成としたいと思います。
稚内行 急行「利尻」
というわけで、走らせてみたいと思います。
5両というコンパクトな編成ですが、ディーゼルカーはこれくらいでちょうどいいのかもしれないですね。客車列車だとちょっと物足りない長さですが。
スハネフ14は、飛び抜けて目立つわけでもなく、完全に同化しているのかというとそうでもなく、独特の存在感を放っています。
屋根の形状は寝台車ならではのものですし、帯も青いんですが、編成として統一感のあるカラーリングで、全体としての編成美はありますね。
寝台車をDCの中に収めて塗装を統一する、というのはよく思いついたものだと感心します。
では、写真を何枚か。

まずは正面から。キハ480-1300側です。
幌枠あり用のヘッドマークは両面テープの位置が難しくて少しはみ出してますが、それほど目立ちませんね。
選択式のタイフォンですが、実車ではボディに合わせた塗装になっているので、タイプCを推奨しているなら標準装備にして塗り分けをしてもらった方がありがたかったかも、ですかね。
前面向かって右側のジャンパホースは、実際にはボディと離れているわけですが、一体化して見えます。

少し斜めから。

この編成の最大の特徴である、スハネフ14。せっかくの機器箱が暗くて判りづらいですがちゃんとあります。

両運転台のキハ400。こちらは幌枠なしにしています。

最後は、キハ400を正面から。前面の車番はもう少し上の方がリアルなんですが、まぁ、許容範囲ですかね。
大きなヘッドマークは北海道らしさを感じます。
というわけで2回に分けて、車両の紹介とパーツの取り付け、走行までを行いました。
【参考】急行「利尻」時刻表
最後に、この編成が走っていた1997(平成9)年12月の時刻表を、JTB時刻表1997年12月号から引用して掲載しておきたいと思います。
【下り】
| 311D | ||
| 急行「利尻」 | ||
| 札幌(発番線) | 発 | 2200(7) |
| 江別 | 発 | 2219 |
| 岩見沢 | 着 | 2237 |
| 発 | 2237 | |
| 美唄 | 発 | 2252 |
| 砂川 | 発 | 2307 |
| 滝川 | 着 | 2314 |
| 発 | 2315 | |
| 深川 | 着 | 2333 |
| 発 | 2334 | |
| 旭川 | 着 | 2359 |
| 発 | 030 | |
| 和寒 | 発 | 117 |
| 士別 | 着 | 133 |
| 発 | 134 | |
| 名寄 | 着 | 156 |
| 発 | 215 | |
| 美深 | 発 | 239 |
| 音威子府 | 着 | 311 |
| 発 | 331 | |
| 天塩中川 | 発 | 406 |
| 幌延 | 着 | 447 |
| 発 | 447 | |
| 豊富 | 発 | 506 |
| 南稚内 | 発 | 554 |
| 稚内 | 着 | 600 |
【上り】
| 312D | ||
| 急行「利尻」 | ||
| 稚内 | 発 | 2213 |
| 南稚内 | 発 | 2222 |
| 豊富 | 発 | 2311 |
| 幌延 | 着 | 2330 |
| 発 | 2330 | |
| 天塩中川 | 発 | 013 |
| 音威子府 | 着 | 049 |
| 発 | 052 | |
| 美深 | 発 | 126 |
| 名寄 | 着 | 150 |
| 発 | 158 | |
| 士別 | 着 | 221 |
| 発 | 221 | |
| 和寒 | 発 | 239 |
| 旭川 | 着 | 322 |
| 発 | 339 | |
| 深川 | 着 | 406 |
| 発 | 407 | |
| 滝川 | 着 | 429 |
| 発 | 430 | |
| 砂川 | 発 | 439 |
| 美唄 | 発 | 457 |
| 岩見沢 | 着 | 513 |
| 発 | 515 | |
| 江別 | 発 | 535 |
| 札幌(着番線) | 着 | 600(3) |













