「サロンカーなにわ」とDD51(TOMIX 2265)

今年(2026年)4月にTOMIXから再生産で販売が開始された「92819 JR 14-700系客車サロンカーなにわセット」。
前回は、この「サロンカーなにわ」を、同時に発売されたTOMIXのEF65ではなく、KATOのEF65で牽引した話を書きました。
いかにも、「次回は、購入したEF65で」という思わせぶりな感じだったんですが、「さぁ、走らせよう」としたその日に、2265「JR DD51-1000形ディーゼル機関車(JR西日本仕様・クーラー搭載車)」が届いたんです。
順番からするとEF65ではあるんですが、前回もEF65だし、なにより個人的にDD51が好きなので、EF65ゴメンね、と思いながらDD51を手にしていました。
2265 JR DD51-1000形ディーゼル機関車(JR西日本仕様・クーラー搭載車)

DD51です。
これで何両目でしょうか。でも、さすがに発売されるものを全部購入しているわけではなく、国鉄時代の北海道仕様やJR貨物のは手を付けてないですね。国鉄時代の北海道は、個人的には馴染みが薄く、客車ながらTOMIXの「まりも」を見送ったくらいなので、ちょっと縁遠いところなんですね。
それに対して、今回の車両。JR西日本ですし、「サロンカーなにわ」を牽かせたいという思いが強かったのでEF65と共に予約してたんです。やっぱり地元愛ですかね。

公式サイトの製品情報ページに書かれている、「POINT:1 キャブ側面窓が一部塞がれダクトが設置された姿を再現」という文言を、「へぇ、そうなんだ」くらいの軽い気持ちで見ていたんですが、実物を見ると、今までにない風貌に「おぉっ」となります。

ここで少し実機の話を。
後ほど付属品の紹介でも触れますが、今回選択できる車番は、「DD51-1179/1186/1191/1193」です。
EF65やED75なんかにも見られるので、当然ながら「1000番台」なのかと思いきや、これ、500番台なんですよね。
1962(昭和37)年から登場した重連総括制御装置を搭載していない0番台があって、新たに1966(昭和41)年に登場したのが重連運転のための重連総括制御装置を搭載した500番台です。
そのなかでも、501から592までが、単独ブレーキ(単弁)使用時に次位機にブレーキがかからない半重連形で、593以降が、単弁時にも次位機にブレーキがかかる全重連形なんだそうです。
この500番台が増備される中、1968(昭和43)年に登場したのが、貨物牽引を目的として製造された、暖房用の蒸気発生装置(SG)を搭載しない800番台なんですね。
で、500番台、800番台がそれぞれ増備されていって、500番台が799号機に達してしまい、次どうする?ということで800番台を飛び越したのが1001号機ということになります。なので、仕様的には全重連形500番台と同じですね。
1010号機以降が運転席への扇風機の設置に伴って、屋根上に台形状の突起が出来たことから、1000番台(正確には1010以降)という認識になったのかもしれないですね。
DD51を区分する表現として、「A寒地仕様」「B寒地仕様」「一般形」というものもあります。それぞれ、スノープロウあり・旋回窓あり、スノープロウあり・通常ワイパー、耐寒装備無し(一部スノープロウあり)、というものだそうで、ややこしいのがKATOの「暖地形」という表現。名前からすると寒冷地ではない一般形かと思ってしまいますが、B寒地仕様で製品化されています。誤解してたかも。。
車両番号順に各エリアに配属されたわけではないので、番台で区別することはできないですね。
付属品をチェック

TOMIXらしい付属品の多さですね。
左からナンバープレート(後述)、メーカーズプレート、中ほどの上からホイッスルのランナー、列車無線アンテナ、列車無線アンテナ台座(赤)、ATS車上子、ヘッドマーク、右の上から補助ウェイト、アンテナ用穴開け治具、ダミーカプラー台座、ダミーカプラー、TNカプラーです。
ホイッスルのランナーはカバー付きのもの(写真左半分の上側)のみ使用します。下側のカバーなし、右側の列車無線アンテナ(…ですよね、これ)は、使用しません。

ヘッドマークは、もちろん、「サロンカーなにわ」です。

ナンバーを選ぶ
選べるナンバーは、
DD51-1179(日立)
DD51-1186(日立)
DD51-1191(三菱)
DD51-1193(三菱)
の4種類です。(カッコ内はメーカー)
見ての通り、同じ番号が2つずつ付いたランナー(同じもの)が3つ入っています。

で、どれを選ぶ?というところですが、もちろん、どれもがJR西日本の車両ですので間違いはありません。
違いは、現在の所属でしょうか。
1179:後藤総合車両所米子支所
1186:後藤総合車両所米子支所
1191:網干総合車両所宮原支所
1193:網干総合車両所宮原支所
大阪に住む者としては、1191あたりですかね。12系や「サロンカーなにわ」が健在だった頃は結構頻繁に宮原支所でも目にしたはずですが、最近はその機会も少なくなったように思います。HOT7000系や「瑞風」を別にすれば、電車区のようですから。
DD51 1191と三菱のメーカーズプレートを取り付けました。
パーツの取り付け
今回の最小パーツはカバー付きホイッスルですから、比較的大きめです(長さではメーカーズプレートが最小かも…)。

写真は、後述のカプラー取付の際に、キャブとボンネットを外した状態での撮影です。ちょっとナンバープレートが浮いてますね。
ランナーに付いているホイッスル用取り付け治具を使ってキャブの屋根に「載せる」んですが、ちょっと不安になる接着力です。なので、少量の接着剤を使用しました。
続いては、ATS車上子。
TOMIXのDD51を購入するたびに、マニアックだなぁ、と思うパーツですね。走らせる場所が薄暗いというのもありますが、床下パーツに囲まれた中にあるATS車上子は、外見からの有り無しを意識したことが全くないパーツの一つです。
カプラーの交換
カプラー交換のために、ボンネットを外す必要があります。そのためには、まずキャブを引き上げます。片側ずつ、外側にわずかに広げながら抜き取るような感じですね。キャブが外れたら、ボンネットは車端側にスライドさることで簡単に外れます。

キャブの位置にあるのはライトスイッチ。重連総括制御の500(1000)番台ならでは、ですかね。

カプラーの取り外しは、このツメ(左右両側)を内側に倒しつつ、下へと落とします。最初のDD51で苦労したことを思い出します。苦労というか、どこのことか分からなかったんですね。

スノープロウからアーノルドカプラーを取り外して、TNカプラーを取り付けます。下側の穴に差し込んで、スノープロウ上側の2本の腕の間に収まるように差し込みます。ちょっと腕が邪魔になるんですが、プラスチックなんで、多少歪ませても折れることは無いと思います。
元に戻せば完了です。
列車無線アンテナの取り付け
で、いつもならここで完了なんですが、今回は、現状のDD51-1191の姿にこだわってみたい、と、普段は見送っている「上級者向け」の取り付けを試みてみました。せっかくキャブを外してますしね。

左がキャブ、右がアンテナ用取り付け治具です。
この治具をキャブに重ねます。

想像していた以上にフィットします。少々のことではズレなさそうですね。
この2つの穴にあわせて、0.5mmのピンバイスで穴を開けていきます。
…が、途中で、「!?」。これ、窓ガラスのパーツを貫通させるの?と。
どうみてもそんなポジションに見えたんですが、そのまま彫り進めて行くと、

窓ガラスの透明パーツよりも下(天井側)になるんですね。よく考えられてます。…って、そりゃそうか。上級者向けとはいえ、きちんと設計されて作られてるんですからね。

無事に穴が貫通しました。

列車無線アンテナを赤い台座に乗っけます。
この台座から出ている突起を、先ほど開けた穴に差し込むだけ。

こちらは接着剤なしで安定して取り付けることが出来ました。
普段からピンバイスでカプラーの加工をしてますから、0.5mmの穴開けには特に抵抗も無いですし、これからも必要に応じて(時代背景に合う加工なら)やってみたいですね。

最後にヘッドマーク
ヘッドマークは、横から見ると、このように、裏側にフックが付いています。

なので、車端部分にあるくさりに引っ掛けるように取り付けます。

これで全て完了です。
では、走らせてみましょう、なんですが、今回はせっかくのDD51ですし、ローカル色を出して、14系客車を5両にして走らせることにします。
DD51が牽く「サロンカーなにわ」
今回は、駅を出してないのでフィールド走行のみです。
EF65+7両、DD51+5両がベスト、というわけではないですが、DD51と短編成の「サロンカーなにわ」も味があっていいですね。
それと、自分で加工したからというのも大きいのですが、意外に列車無線アンテナの存在感があるんですよね。
写真をいくつか。
まずは、列車無線アンテナがはっきり写った1枚から。

あえてキャブまわりに焦点を当てた1枚ですね。

これは、ヘッドマークに。
今回、JR西日本仕様のDD51を購入した理由の一つでもありますからね。このヘッドマーク。
もっともKATOのようにAssyパーツとしてヘッドマークが単品売りされていれば買わなかったのか、というと、買っていたような気はします。宮原のDD51ですし。


そういえば、DD51の逆サイドの写真って、ほとんど撮ってなかったことに気付きました。これくらいですね。
窓が塞がれていない側です。
なので、動画からキャプチャを1枚。

さすがにブレてますけどね。
最後の1枚は、遠くに見えるDD51。最後尾からの写真です。

というわけで、14系700番台「サロンカーなにわ」を、JR西日本仕様・クーラー搭載のDD51で走らせた話でした。
次こそは、EF65-1000の登場でしょうか。
でも、その前に、6月末に届く商品を開封するかも。。というわけで、次回、何を走らせるかは気分次第、ということで、楽しみにお待ちください。
















